◎健康福祉委員長(福田文治議員) それでは、議案第77号、
周南市長寿祝金条例の一部を改正する条例制定についての健康福祉委員会における審査の経過及び結果について報告いたします。 まず、7月5日の委員会の審査についてですが、本案の審査に当たっては、説明員として市長が審査の途中から出席されました。主な質疑として、今後、年齢、金額の拡充についてはどのようにするのか、また、支給方法は手渡しか、または振り込みか、との問いに対し、今後の年齢、金額の拡充はしない方向で考えている。支給方法は、人数も多くなり、手渡しは非常に難しく危険性もあるので、口座振込にする予定である。敬老会、敬老祝賀会のときには代表者の方に目録を差し上げたいと考えている、との答弁でした。 また、市長は本会議では、これはほんの入り口であり、さらに拡充していく予定とおっしゃったと思うが、考えにずれがあるのではないか、との問いに対して、拡充というのは、例えば商品券、温泉の優待券などを差し上げるのがいいのか、さらには、個々に差し上げる形がいいのか、老人クラブなどを通すのがいいのか、いろいろなやり方があり、ベストな方法、中身を検討していきたいという意味での入り口論で、決してこれからどんどん対象者をふやしていくとか、金額をふやしていくという意味ではない、との答弁でした。 また、市長のマニフェストの敬老祝金の復活というのは、合併直後のように75歳以上の方に一律5,000円を支給することを期待させていたと思う。年齢の拡充をしないと考える理由は、との問いに対し、75歳以上の方には十分敬老する価値のある皆様だと今でも思っている。ただ、方法として一律とするのがいいのかということは、市長になり、いろいろな実態も含めて勉強させていただいた中で、できることは行う。しかし、75歳以上の方で期待されている方にはまことに申しわけないが、今回議会の皆様方も大変苦渋な選択をお願いしているし、市長の方もそういう意味での苦渋の選択をするということで御理解いただきたい。これからミニ集会、市政懇談会でその辺の話を申し上げて、御了解をいただきたいと思っている、との答弁でした。 また、銀行振り込みされても本人がとりに行ける状態なのか、現状把握が必要と思うが、80歳と90歳を対象にするということで、そのうち自宅で介護が必要な方、施設入所されている方の割合は何パーセントか、との問いに対し、調査はしてないので、今後調査していきたい、との答弁でした。 また、年齢の設定について、例えば88歳と90歳は2年しか間隔がないが、どのように年齢を設定したのか、との問いに対し、合理的なのは10年ずつ飛んだ方がいいのではという意見もあったが、古来からあるお祝いの年に合わせたらどうかということで決めた。77歳は喜寿だが、平均寿命よりはるかに若いので除いている、との答弁でした。 また、高齢者の中でも本当に弱い立場の方に光を当てるために節目支給にするという苦渋の選択をしているが、今回執行部としてどのような議論をして対象者をふやしたのか、との問いに対し、この年齢の方は大部分の方が弱い立場だと思う。非常に厳しい財政の中であるが、敬老をお祝いするということも一つの文化になるのではないかと思う。事務レベルでも市長に対し厳しい議論もし、市長の最終的な判断についてきてくれる状況である、との答弁でした。 また、敬老祝金から長寿祝金に切りかえたとき予算を約8,000万円減額しており、その分はトータル的に老人福祉の事業に充てるということであったが、4,000万円程度しか計上されていない。整合性はどうか、との問いに対し、生きがい活動支援通所事業、生涯現役社会づくり事業、在宅介護支援センター運営事業、緊急通報体制等整備事業、ふれあい・いきいきサロン助成事業の合計4,276万円の事業があるが、そのほかにも児童福祉の事業に使っている、との答弁でした。 また、今回新たに節目が2つふえ、高齢者の福祉にどういう形で光を当てていくことになるのか、との問いに対し、節目についてはこれ以上ふやすのはよくないと思う。敬老祝金を廃止するときに振りかえた事業については継続していき、後退することがないような形で今後も進めていきたい、との答弁でした。 質疑を終了した後、委員から、市長は敬老祝金をマニフェストに掲げられて当選されたが、議会は昨年3月に財政が厳しいということで節目支給という条例改正を苦渋の選択で認めた。もう少し精査、検証が必要だと思われるので継続審査とすべきとの意見があり、採決の結果、賛成多数で継続審査と決定し、議長に継続審査を申し出ております。 次に、閉会中の8月13日の委員会の審査についてですが、主な質疑として、敬老祝金から長寿祝金に切りかえたとき減額された8,000万円のうち、高齢者福祉の事業に4,200万円充当しているが、残りの3,800万円はどこに充当したのか、との問いに対して、長寿祝金に673万円、18年度から介護保険特別会計に移行したものとして、訪問型介護予防事業(配食サービス)4,593万円、通所型介護予防事業228万円、地域支援事業の虐待防止ネットワーク51万4,000円に充当した、との答弁でした。 次に、市長は6月定例会で、長寿祝金を拡大するということは、まちの品格であり、文化の一つになると言われたが、今周南市が抱えている借金が1,100億円ぐらいあり、これからますます高齢者の福祉が増大する中で、この長寿祝金の拡大、お年寄りにばらまきをすることが本当に行政側として、品格であり、文化となると思っているのか。浮かした8,000万円をより充実した高齢者福祉のために充当し、老後を安心安全の中で過ごしていただける財源にした方が周南市の品格であり、文化であると思うが、いかがか、との問いに対し、今からは超高齢化社会ということは理解している。限られた財源の中でどういう形で高齢者の福祉につなげていくか研究していきたい。このたびの長寿祝金の関係については、市長のマニフェストのお祝い制度の充実の中で行っていこうということで条例改正の提案をした、との答弁でした。 次に、18年度に実施された行政評価を見ると、長寿祝金については、所管では将来廃止に向けた検討をすべきと評価しているが、行政評価はどういう位置づけなのか、との問いに対し、行政評価は市が行う事業について、その目的、目標を明確にし、それぞれの事業について、計画、実行、評価、改善という一連の流れの中で検証を行い、市民に対するサービスの度合い、成果について指標を用いて客観的に評価して、事業の改善に取り組むものと理解している。17年度までは敬老祝金でD評価であり、廃止すべきということであったが、18年度の評価では、長寿祝金事業は見直し初年度であり、現状では継続が妥当ということでB評価になった、との答弁でした。 次に、今回の祝い金に対して、75歳以上一律5,000円でいくのかと思ったら、節目支給に変わっていた。非常に残念だ。なぜ節目支給にしたのか、との問いに対し、古来よりある77歳喜寿、80歳傘寿、88歳米寿、90歳卒寿、99歳白寿という形で節目にした。市長は苦渋の決断をされた、との答弁でした。 次に、80歳以上の方で在宅の方、施設入所されている方、入院されている方がそれぞれ何人おられるか、調査はされたのか、との問いに対し、7月1日現在の施設入所者は、80歳の方が1,264名のうち41名、88歳の方が508名のうち33名、90歳の方が379名のうち39名、99歳の方が35名のうち7名である。100歳以上の方で施設入所及び入院中の方は、59名のうち46名である、との答弁でした。 次に、長寿祝金の拡大が高齢者福祉の哲学あるいは理念にどうかなうのか。このたびの拡充をどう考えているのか、との問いに対し、老人というのは、老人福祉法でいえば、65歳以上である。本来であれば、家族の方が祝うのが一番と思う。地域の方、そして行政も敬老という形で祝うことは非常に大切だと考えている。特に80歳以上の方については、戦争も体験されて、戦後も苦しい中を頑張ってこられ、大いに敬老のお祝いをしていきたい。同時に、行政もお年寄りを大切にしていきたいということが拡充の一つと考えている、との答弁でした。 以上で質疑を終了し、討論においては、反対討論として、これまで貢献された高齢者を敬うことに異を唱えるつもりはないが、多くの高齢者を安心安全に地域で生活できる施策を充実させる方が重要であると思う。介護予防、健康増進の充足にこれまで以上に取り組むべきである。 また、財政が非常に厳しい中で、高齢化に向けて高齢者福祉全体をどうするかということを考えていくべきであり、選挙中に一部の人あるいはわずかな人の要望があったからという理由などで、高齢者という弱い立場の人の一部のみに長寿祝金として手を差し伸べる今回の提案をそのまま受け入れることはできない。 また、今後5年間、61億円の歳入不足が見込めるという極めて厳しい財政事情の中、高齢者福祉の負担がますます増大していくということは必至の状況である。拙速に今財政調整基金まで取り崩して長寿祝金を拡大するということが、本当に高齢者福祉の哲学、理念にかなうものか疑問に思う。また、そのことが周南市の品格と文化となるのか理解できない。敬老の日に高齢者にお金をばらまくことが周南市の品格ではなく、1年中が敬老の日であるとの思いで高齢者の方々とかかわり、高齢者福祉をより充実させ、高齢者の方々が安心で安全で老後を過ごしていただく施策こそ周南市の品格であると考える、との意見がありました。 賛成討論として、合併前に旧徳山市で敬老祝金の一律支給から節目支給にして、合併後に5,000円の一律支給にして、昨年これを廃止して長寿祝金にした。これまでが朝令暮改であったと思う。お年寄りの気持ちを振り回してはいけない。 また、こういう制度に対して大変喜ばれていたという事実もあり、また、このことが新たな周南市の健全財政の礎の一つとなるように拡充していくことを期待する、との意見がありました。 採決の結果、本件は賛成少数で否決すべきものと決定いたしました。以上で報告を終わります。
○議長(古谷幸男議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
◆5番(炭村信義議員) 議案第77号ですが、長寿祝金の件、これは6月議会からの継続審査ということで、今回結論が出たという委員長の報告でありました。委員長におかれましては、継続になった後、委員会を再構成されて委員長になられたんで、過去のいきさつが少しわかりづらいところもあるかとは思いますが、先ほどの報告の中で、継続の理由は、精査が必要なために継続をしたんだということでありました。その後、どういう部分がきちんと精査しなきゃいけなかったのかという部分も当然あっただろうと思います。どういうところをやって、どういうことになったんで、今回結論が出たという、その辺のいきさつがわかれば教えていただきたいというふうに思います。 これも先般6月議会のときに、私自身もこの本会議の中で、継続の理由をやっぱり議会の場で、この議場の場でしっかりと示すべきではないかということで、当時動議も出しましてお願いをしたわけですが、結果として、この議会として中間報告求める必要はないというような結果になりましたので、そのとき聞かれませんでしたので、きょう教えていただきたいというふうに思います。
◎健康福祉委員長(福田文治議員) 炭村議員の質疑にお答えいたします。精査が必要──委員長報告でもいたしましたが、委員会終了前にある委員から、精査、検証したいということで、詳しい内容については私ども聞いておりません。また、私が委員長を引き受けるに当たりまして、前委員長と簡単な事務引き継ぎをいたしまして、そういった理由については特に聞いておりませんし、議事録も確認いたしましたが、そういったこと全然出ておりません。 それから、8月の13日に私ども委員会を開催いたしましたが、そのときにおいても、こういったことを検証──以前おられました委員さんもおられましたが、こういったことを検証してというような委員会での発言も特にございませんでした。以上でお答えとさせていただきます。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。
◆3番(長谷川和美議員) ただいまの委員長報告の中で、もともと75歳以上に約8,880万円近くの金が、一律75歳以上全員に出ていた時期がございます。それが節目支給となりまして、670万円近くまで落ちたと。その差額をどう使ったかということが、先般7月5日、私は健康福祉委員会の中で質問させていただきました。今回私は委員会に所属せず、今回は環境教育委員会の方におりますので、今の御報告の中でちょっとどうかなと思う点がございます。それは、この8,000万円以上の金の行方なんですが、その説明としまして、生きがい活動支援通所事業、これは525万円、生涯現役の社会づくり、これ590万円、それから在宅支援事業1,900万円と、それから緊急通報が299万円、それからふれあい・いきいきサロンの拡充ですか、これが954万円、計4,276万円の、これ以外の金が、今の説明の中では、4,500万円近くがたしか配食サービスの方に使われているような御説明がございましたが、これは違うんじゃないでしょかね。それはどういうことかといいますと、7月の5日に担当課の方から、そのことを質問させていただいたときに、それはどういうふうに使われているかという質問に対しまして、子供の方とかその辺の方に向いているという気がしておりますと、気じゃなくて、その方に向きましたと、そういう御答弁いただいているんですね。じゃあ、どう使われたのかて言われたら、その辺は子供の方だからわからないと。それがなぜ配食サービスか。配食サービスというのは、介護保険の生きがい対策事業から出てるはずです。今の御説明だって、全部老人福祉費はすべて高齢者に向けて使われている、だからというふうな言い方の委員長報告に聞こえました。そこの点を、もう一遍今のとこ読み上げるなり、本当に配食サービスの項が確かに今答弁ございましたが、そこのところちょっと納得いかない点なので、もう一度、どう8,000万円の一部4,276万円引き算したその残りがどう使われたのかというとこ、その辺もう一遍済みません、御報告のところ、御説明いただけないでしょうか。 もう一つは、施設割合です。つまり、80歳以上の高齢者、そこに敬老祝金を渡すということなんですが、それは在宅と施設入所がどの程度の割合なのかと、実際調べたのかということを質問しました。そのときにパーセンテージを、たしか今回説明を、7月5日に調査をしておくという答弁の中で、8月13日には数字が出ていると思います。この辺のところ、一体何パーセントが施設におって、在宅が何パーセント在宅におってというところが御説明がなかったように思います。これは非常に大切なところでして。つまり、今からの居住、居住といいますか、在宅福祉を目指す国の方針の中で、施設に入っている人が大体80歳以上は何パーセント存在するのかということ。
○議長(古谷幸男議員) 質疑ですので、簡潔にお願いします。
◆3番(長谷川和美議員) そこのところをちゃんともう一遍説明を委員長報告としてしていただけないでしょうか。
◎健康福祉委員長(福田文治議員) 長谷川議員の質問、大きく2点だと思います。一点は、残りの3,800万円の充当の仕方、それから、もう一点はパーセンテージですね、老人ホームとかに入ってる方の。 まず、1点目でございますが、残りの3,800万円はどこに充当したのかということで、トータル、今まで幾らかの金額が配食サービスにあったと思いますが、その中でプラスそれに幾らか充当したということで、配食サービスに4,593万円、トータルですね、それから通所型介護予防事業228万円、それから虐待ネットワーク51万4,000円と、トータルした金額が──トータルしたら5,809万3,000円ということです。今のが介護予防の方に使われた金額で、普通の老人クラブ調整事業とかその辺のすべてを含めたら9,990万円という担当課長からの答弁がございました。 それから、もう一点、何パーセントに当たるか、入院者とか、パーセンテージ確かに答弁ではいただいておりますが、ちょっと割愛させて報告させていただきました。もう一度言いますと、80歳の方が1,264名、そのうち施設、特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、ケアハウス、それから有料老人ホーム、老健施設、その他施設に入られた方は、80歳の方で41名、3.29%の方が入っておられます。それから88歳、この方が508人おられて33名の方、6.49%、それから90歳の方が379名いらっしゃって、施設に入られている方が39名の10.29%、それから99歳の方が35名のうち、施設に入っておられる方が7名で20%、100歳以上の方については、59名中46名で77.96%の方が施設及び病院に入院中ということを答弁いただいております。以上です。
◆3番(長谷川和美議員) 今承りました委員長報告の中で、3,800万円の行方が、合計が結果的には5,800万円の数字で説明が行われている。この整合性は一体何なんですかね、2,000万円近く違います。それに、その中に4,500万円の配食サービスを何かうたっていらっしゃる。それはあたかも残りの分が全部充てられたかのような説明を、それが前回の答弁と全く違う状況であるということがちょっと非常に理解の苦しむところなんですが、こういったことで市民の理解を得るというのはどういうのかなというふうに思うんですが、その辺の委員長とされてのお考えをちょっとまずお伺いをすることが一点と。
○議長(古谷幸男議員) できません。委員会であったことに対する、委員長報告に対して質疑をしてください。
◆3番(長谷川和美議員) その中で、委員会で委員の意見がそれに対してどういう意見があったか、今のですね。だから、3,800万円の行方を聞いたときに5,800万円の答弁が出て、その中に配食サービスも入ってた。それについて意見が何か委員会から出たかどうか、あったとしたら、それをお知らせいただきたいと思います。 それと、今の施設入所の割合なんですが、90歳以上でも2割になる。99歳で2割ですね。90歳で10.29%、つまり1割の人しか入ってない。そういうことの事実がよくわかりましたんですが、その辺に対して委員の中でどういう御意見が出たのか、それがありましたらお答えをいただきたいと思います。まずそれです。
◎健康福祉委員長(福田文治議員) 施設入所の方から先に言いますが、入所率ですね、それについての委員からの質疑特に出ておりません。 それと、配食、残りの金額の行方がちょっと若干違うんじゃないかということですが、それについて、前回長谷川議員が委員会おられるときのそのときの議員さんも何人か数名おられましたけど、特にそのことについての質疑は出ておりません。課長は前回と今回課長一緒でございますけど、恐らく違う答えは多分言ってないとは思う。私の意見を言うちゃあいけませんけど、そういった
○議長(古谷幸男議員) 委員会であったことをお答えください。
◎健康福祉委員長(福田文治議員) 以上でございます。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで質疑を終了いたします。 これより討論を行います。 まず、反対討論の発言を許します。
◎18番(阿砂美佐男議員) 議案第77号、
周南市長寿祝金条例の一部を改正する条例制定について反対の立場で意見を述べさせていただきます。 昨年の3月定例議会で、合併後の敬老祝金として75歳以上の全員の方に一律5,000円を支給していましたが、事務事業評価見直しの中で、米寿の88歳、白寿の99歳及び100歳以上の方たちに節目支給とし、一律1万円の支給で実施したいとの議案が提案されました。だれでも所得に関係なしに、一定の年齢に達すれば、税金の中から祝い金という名目で支給されるといった、いわゆるばらまき行政からの転換という視点に立った、改革と選択と集中の行政という意味において、我々は苦渋の選択をし、この議決を可決しました。その後、障害者自立支援法全面実施に伴う身体障害者更生訓練費廃止に対し、周南市単独での継続支給の方向を議会でも決議し、その道筋は明らかにされていました。地方自治体への税源移譲が不十分なままで、国レベルの行財政改革は地方への負担増にますます拍車をかけております。しかしながら、限られた財源という現実的な財政運営の中では、地方行政における改革と選択と集中は避けて通れないものと考えます。今回の条例改正案は、市の財政調整基金を取り崩してまで80歳と90歳までを追加し、支給対象を拡大する条例改正であり、長年の改革事務事業評価においても、いわゆるばらまき行政に異議が提議されたものであり、この条例提案には以上のことを納得させるだけの真意が表現されておらず、賛成するわけにはまいりません。以上で反対討論とします。
○議長(古谷幸男議員) 次に、賛成討論の発言を許します。
◎12番(長嶺敏昭議員) 三輝会を代表いたしまして、長寿祝金支給に関する条例に賛成の立場で意見を申し上げます。 島津市長の市長選挙での公約でありますが、この厳しい財政のときにばらまきではないかと批判があることは私も十分承知しております。しかし、なぜ市長が選挙公約にこれを盛り込まれたのであろうかと考えると、市民の中には、合併して4年たつのに、補助金は削られる一方だし、使用料、利用料は上がるばかり、サービスの向上も体感できず、何一つよいことはないと感じている方も多いのではないか。特に周辺部に住む人たちは景気の回復に実感はなく、逆に悪くなっているのではと感じている人も多いのです。直近の選挙において、各地でミニ集会などを重ねられ、住民の生の声を聞いてこられ、当選された市長が、ひとり暮らしや老老介護で寂しく、疲れていらっしゃるお年寄りの様子を聞くに及び、これではいけないと、何でもカットカットでよいのかと考えられてのスピード感のあるぎりぎりの決断であったのではないかと推察いたします。私たちは、一般会計、特別会計等合わせて1,450億円もある周南市の予算のおよそ0.01%に当たるこのたびの長寿祝金は、予算全体の効率的運用により捻出は十分可能であり、これまでと変わることを選択した、市民にもわかりやすい政策の一つであると思うに至りました。 また、私が以前提案いたしました、祝い金は通帳振り込みではなく、以前はそれぞれの地区で制度がありましたが、これも廃止の憂き目となりました、地元商店でも使用可能な商品券での支給をすることにより、まことに小さな経済ではありますが、地元経済への配慮も示すことができる形も御検討いただきたいと思います。地方政治は、理屈ばかりでなく、優しさ、思いやりも必要です。以上、私の意見といたします。御賢察をお願いいたします。
○議長(古谷幸男議員) 次に、反対討論の発言を許します。
◎20番(反田和夫議員) 公明党を代表しまして、議案第77号、
周南市長寿祝金条例の一部を改正する条例制定について反対の立場で意見を述べます。 長寿を祝福するために対象者を拡大することでのこれまでの貢献された高齢者を敬うことに異を唱えるつもりはございませんが、しかしながら、超高齢化社会を迎え、限られた財源の中で安心して住みなれた地域で生活することや、生きがい活動、健康づくり等に通じる施策をより充実することの方が望まれていると考える。例えば、緊急通報システムや友愛訪問活動等で介護予防、健康増進の充足にこれまで以上に取り組むべきではないかと考えることから、本条例案には賛成しかねます。以上です。
○議長(古谷幸男議員) 次に、賛成討論の発言を許します。
◎11番(藤井直子議員) 日本共産党を代表して、議案第77号、
周南市長寿祝金条例の一部を改正する条例制定について賛成の意見を述べます。 敬老祝金から長寿祝金に変えて減額をした8,000万円は高齢者福祉に使うとのことでしたが、高齢者福祉には半分しか使っていません。介護保険に予算を回したと言いますが、介護予防の名のもとに介護ベッド、車いすの貸しはがし、特養の追い出しなど、軽度者の介護保険からの締め出しが行われました。食の自立の名のもとに配食サービスの対象者の絞り込みを行い、在宅での介護は困難になっています。このようなサービス切り捨てに加え、高齢者への税、国保料、介護保険料の大幅負担増が毎年繰り返され、税金や国保料が数倍になったと悲鳴が上がっています。年金生活者の生活保護申請もふえています。このように高齢者を取り巻く現実は、敬老祝金廃止の理由とした高齢者福祉の充実とは反する結果となっていることを指摘しておきます。敬老の精神でお祝い制度を拡大したいという市長の思いに共感できるので、賛成をいたします。
○議長(古谷幸男議員) 次に、反対討論の発言を許します。
◎33番(尾﨑隆則議員) 顕政会を代表いたしまして、議案第77号、
周南市長寿祝金条例の一部を改正する条例制定について反対の立場で討論を行います。 周南市は今、約1,100億円の借金を抱える中にあって、さらに今後5年間で約61億円の財源不足が見込まれています。さらに、ますます進む高齢化社会に向かっていく中で、高齢者福祉の財政負担が増大していくことは必至の状況下であります。昨年の3月議会で、敬老祝金条例を改め、88歳と99歳以上に祝金を1万円支給する長寿祝金条例を制定しました。このときも賛否の議論がさまざまありましたが、議会は高齢者福祉施策に充てるべきだという苦渋の判断をしたばかりであります。市長は、長寿祝金の拡大はこのまちの品格や文化の一つになると発言されていますが、敬老の日に高齢者にお金をばらまくことが周南市の品格ではなく、これから先の高齢者福祉をさらに充実させ、高齢者の方々が安心して安全に暮らしていただく施策こそ周南市の品格であると思います。よって、本条例制定に反対いたします。
○議長(古谷幸男議員) 次に、賛成討論の発言を許します。
◎17番(西田宏三議員) 議案第77号につきまして賛成の立場から意見を述べさせていただきます。 そもそも政治というものは生き物でございます。また、政治は、遠くを見つめ、将来あるべき姿を直視し、今ある現実面に対処すべきものと思います。この長寿祝金、市長がマニフェストに掲げる、また掲げなかったからということではなく、昨年の予算構成時に財政が単に逼迫しているからという理由でもって、福祉だけでなく、あらゆる分野において歳出カットを行い、そのうちの一環としての1項にすぎないものでございます。しかし、今このとき、すなわち大幅な歳出カットが市民生活に現在多分な影響を及ぼしていることは言うまでもありません。これは財政にあっては、いわゆる経常収支比率、公債費比率、財政力指数等、財政の健全化を単にアピールするためであって、そのために安心安全に暮らしていけるための施策がどんどん削減されていることは明白であります。戦後復興期、経済情勢が最悪の中、子供であった私たちに何とか腹いっぱいにさせてやりたい、がむしゃらに働いてきて、現在余生を送っていらっしゃるお年寄りの皆様に、その労をねぎらい、長寿祝金として、わずかでありますが、周南市民の皆様からの真心として差し上げ、その労に報いること、1年に1回であっても、1万円であっても、周南市民の真心が伝えれば、それは10万円にも100万円にも匹敵するものであると確信いたしております。それが政治に携わる私たち、また日本人の情ではないかと思います。昨年提出されました長寿祝金変更の議案、見方によると、これ以上の歳出は財政上の負担が大きいということ、また、お年寄りの皆様にはそれぞれの福祉施策があり、それで補うという政策、それぞれ入り混じったことではなかったかと思われます。しかし、今定例会中に上程されるであろう平成18年度決算を見ても、予算措置は十分に賄えるということであれば、それはそれでよしとすべきではないでしょうか。バブル発生期により始まった日本の物狂い現象、そしてその崩壊、そのつけは全部市民の皆さんにかかってきていることは言うまでもありません。今、行政、議会がなすべきことは、数年来、また数十年来身につけてきた行政の組織の見直しを、そして、それは枝葉末節ではなく、根幹の部分で徹底的な行政改革、財政改革を今断行すべきものと思います。以上のことから、さまざまな批評、批判があろうとも、本件については賛成するものであります。以上です。
○議長(古谷幸男議員) 次に、反対討論の発言を許します。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 次に、賛成討論の発言を許します。
◎6番(高松勇雄議員) 議案第77号、長寿祝金の支給についての条例について賛成の立場で討論いたします。 そもそもこの条例は、先ほども出ましたけども、二転三転しております。75歳以上のお年寄りの皆さんに、5,000円全員支給できていたものが、なぜできなくなったか。この部分に関して、財政の理由、その財政の破綻を許してきたのはまさに行政であり、我々市議会であります。そのしわ寄せがいつも、障害者自立支援法であるとか、高齢者の医療負担、いつも市民の、そして弱い立場の人にそのしわ寄せが行くという部分に関して、一政治に携わる者として非常に遺憾を覚えるものでございます。今、定率減税の廃止、そして、来年からは後期高齢者の制度改革という形で、ますます今後お年寄りに対しての負担増は免れないわけでございます。その中で、本当に我々行政、そして市議会が、これまでの事業に対して、例えばエスカレーターの問題、2億4,000万円でできるものがなぜ4億円を超える金額で提案されたのか、また、議会は承認したのかと。美術館にしても、本来は林写真館の資料館であったはずです。3億円のものがいつの間にか35億円に膨らんで建てられた。箱物行政をそのまま推進していって、そのしわ寄せをいつも市民が負っていくという部分に関しては異を唱えたいと思うものでございます。ましてや、戦争、この徳山は空襲を体験した。そして、私自身も祖母から、祖父から、食べる物がなかったと、その中で私たちは生活してきたんだというのを常に聞かされてきたわけでございます。そういうお年寄りに対して労をねぎらうことの部分に関して、隣の市では75歳以上全額支給できているわけでございます。それを周南の文化であるとかいうことでくくってしまって、弱い者いじめをするという部分に関しては到底賛同できるものではございません。また、この節目支給が、いずれは市長公約にあったように75歳以上全員にまた支給できるようなことをできる健全財政の一つの礎となることを心より祈念しまして、77条、長寿祝金に関しては賛同するものでございます。
○議長(古谷幸男議員) ほかに討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。 これより議案第77号を採決いたします。本件は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(古谷幸男議員) 起立少数であります。よって、本件は否決されました。──────────────────────────────
○議長(古谷幸男議員) ここで暫時休憩いたします。次の会議は13時30分から再開いたします。 午後 0時32分休憩 ────────────────────────────── 午後 1時30分再開
○議長(古谷幸男議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。──────────────────────────────
△日程第6議案第96号 (提案説明、質疑、委員会付託省略、討論、表決)
○議長(古谷幸男議員) 日程第6、議案第96号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 〔市長、島津幸男君登壇〕
◎市長(島津幸男君) 議案第96号の
人権擁護委員候補者の推薦につきまして御説明申し上げます。 本市には現在14名の方が人権擁護委員として法務大臣より委嘱されております。そのうち、兼石慧子委員、逆井歌代委員が平成19年12月31日付で任期満了となります。つきましては、兼石委員の後任として、多年にわたり民生委員、児童委員やくらしの相談員をされ、更生保護女性会会員としても御活躍され、広く地域に貢献されておられます神田ヒロ子さんが適任と考えております。 また、逆井委員におかれましては、2期6年間にわたり御活躍いただいておりまして、現在も周南市元気こども総合センター相談員、山口
家庭裁判所周南支部家事調停委員、さらには周南市社会教育委員を務めておられるなど御活躍中でございまして、引き続き推薦いたしたいと考えております。 以上、御説明いたしましたとおり、お二方とも人格、識見ともにすぐれ、人権擁護委員として適任であると思われますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により推薦いたしたく、市議会の御意見をお伺いするものでございます。よろしく御審議、御決定を賜りますようお願い申し上げます。なお、別紙に履歴書を添付しておりますので、御参照いただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
○議長(古谷幸男議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
◆16番(友田秀明議員) 人権擁護委員の推薦でございますが、先般8月28日に長門で議員研修会がありまして、片山善博前鳥取県知事より、こういった委員の選出のときに、これ議会のあり方もあるんでしょうけれど、その日に提案されてその日に採決というようなことで、実際にじゃあ我々がそこまで責任が負えるかどうかというようなことも投げかけられたときに、なるほどということを感じたわけでございますが、特にこの中で、市長の方で推薦されたと、人格、識見ともすぐれたということを、当然疑うわけではございませんが、ただ、今回再任で逆井さんに関しては、今現職として、周南元気こども総合相談センター相談員、さらに山口
家庭裁判所徳山支部家事調停委員、そして今の人権擁護委員、そして徳山保護区保護司会保護司、さらに周南市社会教育委員と、果たしてこれだけのことを兼任されてて、この人権擁護委員という重責がやっていけるのかというふうな疑問を持つわけでございますが、その辺についてはどういうふうな──人格的には問題ないだろうとは思うんですが、これだけ兼任されてて、果たして、じゃあ兼任されててもこの人権擁護委員というのは簡単にできる職種なのかと、簡単にそういうふうな疑問を持つわけですが、その辺についてはどういうふうなお考えでございましょうか。
◎総合政策部長(山下敏彦君) まず最初に、周南市の人権擁護委員の活動状況の方をちょっと申し述べたいと思います。平成18年の1月から12月までの活動の状況ということでございます。これにつきましては、今14名の方に委員をお願いしておりまして、この14名の総合ということで御理解していただけたらと思います。相談事件取扱件数の方が179回、それから審判事件関与件数が15件、啓発活動の従事回数ということで、これは人権相談、これ自宅であったり、法務局の常設相談、それから各地域の特設相談、巡回相談、巡回啓発等も含めましての話になりますけども、336回、それから研修等出席回数26回と、それから子供部会であるとか、部会専門委員の協議会もございまして、こういうことでの部会活動出席回数35回、それから県の連合会の総会であるとか、いろんな役員会もございまして、こういうのを出席が122回ということで、合計713件というような活動の実績がございます。 逆井さんにおかれましては、こういうふうに現在こども総合相談センターの相談員、これは嘱託でございまして、毎日では、というわけではございませんけども、それから
家庭裁判所の方の家事調停委員、それから周南保護司会の保護司と、さらに社会教育委員ということでお願いをしておるとこでございますけども、これがすべてのところが重なって活動があるというわけではございませんし、逆井さんにおかれましては、もう一つが周南人権擁護委員ということで、これは周南市と光市、下松市、それから熊毛郡、ですから上関町とか入りますけども、ここの事務局をしていただいておりますけども、十分人権擁護委員として全うされた活躍をされているというところでございます。
◆16番(友田秀明議員) わかりました。人格とか、そういった時間的なものでできないわけではないということもわかりましたし、その辺は理解しますが。どうなんですかね、これだけ15万5,000人周南市おりまして、人材はもっといらっしゃるだろうと僕は思うんです。担当部局の方でそういった方の発掘て言ったらおかしいんですが、そういったことを怠けてると言ったら失礼でしょうが、ちょっと手抜かりといいますか、手薄になってるんじゃないかなと。まして、本当合併してこれだけ人材豊富な町なんですから、そういった選考されるときにほかの適任者はいなかったのか、そういった選考はされましたか、されてませんか。
◎総合政策部長(山下敏彦君) 委員さんにおかれましても、新任の委員の場合は65歳以下の方、それから再任の候補者も75歳未満の方ということになっておりまして、実は私どもも14名の方がいらっしゃいまして、次から次へ更新と申しますか、任期の満了の時期が来るわけでございます。いつもそのときに本当言いますのは、人選を選ぶに当たっても、実のところいろいろ苦労しているというか、なかなかお願いをするのを、そういう選ぶに当たっても、実際なかなか引受手がないというふうな状況でございます。ということで、私どもも新しい方につきましてはそういうことでまた努力してみたいと思いますけども、実際のところで申しますと、なかなかその辺では苦慮しているのが現実でございます。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。
◆4番(伴凱友議員) 以前にも私はお願いしたことがあるんですけれども、これは先ほど友田議員が言った、この前の議員研修会のこともあるんですけど、やはり提案されるときにこういう、市長は確かに人格、識見すぐれていると保証つきではあるんですけども、じゃあ経歴書だけで本当にその人の人がわかるのかと。例えば、今までこういう人権擁護委員の活動されてる方ですと、活動実績とか、今のちょっと部長の方でいろいろ言われましたけど、やっぱりそういうこともやはりこれに附属資料につけていただいて、多くのことが判断できるように。それから、人権擁護委員ですと、人権擁護の活動に対するやはり自分の意見というようなのは、何らかの形、論文試験というほどでもないんですが、やはりこういうことをやりたいというふうなことはあると思うんで、そういうものでも公開していただくと、私らも非常に自信持ってというか、賛同できるんですよね。できるだけそういう資料をたくさん出してもらいたいんですが、これは以前にも言ったんですが、どうなんでしょうか、いつもこういう提案なんですけれども。
◎総合政策部長(山下敏彦君) 実はこういう履歴については、この人権擁護委員だけではなくて、ほかのこともありますけども、実は県内のいろんなとこでもどういう資料をつけたらいいかということで苦慮しているとこでございます。なぜかと申しますと、個人情報の保護法の改正がなったこととか、いろいろありまして、苦慮されているとこでございます。提案説明の中では、市長の方には今までの活動の状況ということを説明をしていただくようにしておりますけども、もう一つ、広報の中で、今の、先ほど私が申し上げましたような、全体になりますけども、活動の内容なんかにつきましては、人権擁護委員の方のお名前を広報の中でお知らせする際にも活動の状況というのはお示しをするようにしてるとこでございます。履歴につきましては、ほかの人事案件のこともございますので、全体的に協議をしてみたいとは思っておりますけども。
◆4番(伴凱友議員) 協議をしてみたいということはまだ決定はしてないということですけれども、今市長に報告されたようなことですと、この議会にでも出せるじゃない──もちろん本人がどうしても出してもらいたくない、個人情報の関係から出したくないという情報を何も出してくださいとは言いませんけれども、それは出してもらった方が、出した方が私たちも協力しやすい。本人としても気持ちがいいと思うんですけどね、それは検討課題ですかね。できる方向で検討してくれるんですか、抑える方で検討してくれるんですか。
◎総合政策部長(山下敏彦君) 県内のよその団体を見ましても、全然何も出さないとこもあるやにも聞いております。そういう中で、周南市としてはこういうことで出しておりますけども、先ほど言いましたように、総合的に私どもの方で検討してみたいとは思っております。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。同じ項目ですか。
◆5番(炭村信義議員) 同じ会派ばっかり手を挙げて申しわけありませんが、人権擁護委員、これは私もいよいよ内容まではよくわかりませんが、ほとんどボランティア的に無報酬で仕事をされてるというふうに思っておりますが、やはりそうは言いながら、人権をやはり守っていく、あるいはいろいろな立場で人権についての相談を受ける、そういうことが行われてくるんじゃないかと思いますので、やはりこういうものを出されるときには、少しこの方が人権に対する考え方をこういうふうに持っておられますよ。どこかよその議会の方では、部落問題等をアイヌの問題は人権問題じゃないというような発言をして、非常に物議を醸し出しておりますが、そのようにやっぱり人権というのは非常に大切な権利でありますので、子供の人権もあるし、そういう幅広いこれ分野に携わっていくと思いますので、やっぱり議会としてこれがいいですよという市長からその意見を求められたときに、いいですよという返事をするためには、少し人権に対する考え方を、どういう考え方を持っておられるということの資料をつけることは個人情報の問題ではないと思うんですが、その辺どうなんでしょうか。
◎総合政策部長(山下敏彦君) 今参考としてつけております略歴につきましては、通常と申しますか、人事案件のほとんど同じようなパターンになっておると思います。今おっしゃったことも踏まえまして、特にこの人権擁護の委員の方につきましてはそういうこともありますので、その辺についてもあわせて検討してみたいというふうに考えております。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第96号は、会議規則第35条第2項の規定により委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 御異議なしと認めます。議案第96号は委員会への付託を省略することに決定いたしました。 これより討論を行います。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。 これより議案第96号を採決いたします。本件はこれに同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 御異議なしと認めます。よって、本件はこれに同意することに決定いたしました。──────────────────────────────
△日程第7議案第97号 (提案説明、質疑、委員会付託省略、討論、表決)
○議長(古谷幸男議員) 日程第7、議案第97号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 〔市長、島津幸男君登壇〕
◎市長(島津幸男君) 議案第97号、
周南市政治倫理審査会委員の選任について御説明申し上げます。 本案は、本年9月30日をもちまして
周南市政治倫理審査会委員6人の任期が満了となることによるものでございます。政治倫理審査会の所掌事務でございますが、議員または市長の資産等報告書等の記載内容に疑義があるとき、または、議員または市長が政治倫理基準に違反する疑いがあるときで、市民からの調査請求があった場合の調査及び市民に対する説明会の開催、政治倫理の確立を図るため、市長の諮問に対し必要な答申または勧告をすることでございます。 後任の委員として、片川久美子氏、國澤千佳子氏、竹田義廣氏、藤田幸夫氏、八田善穂氏におかれましては引き続き、また、松永浩之委員の後任として前浜美加奈氏が適任者と考えますので、
周南市政治倫理条例第10条第2項の規定によりまして市議会の同意をお願いするものでございます。お手元に6人の方々の略歴が添えてございますので、よろしく御審議、御決定のほどお願い申し上げます。以上でございます。
○議長(古谷幸男議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第97号は、会議規則第35条第2項の規定により委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 御異議なしと認めます。議案第97号は委員会への付託を省略することに決定いたしました。 これより討論を行います。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。 これより議案第97号を採決いたします。本件はこれに同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 御異議なしと認めます。よって、本件はこれに同意することに決定いたしました。──────────────────────────────
△日程第8議案第98号から第130号まで (一括提案説明、個別質疑、
予算決算特別委員会の設置、議案第98号から第109号まで及び議 案第128号から第130号まで一括委員会付託、
予算決算特別委員の選任、議案第110号か ら第127号まで一括委員会付託)
○議長(古谷幸男議員) 日程第8、議案第98号から第130号までの33件を一括議題といたします。 議案第98号から、順次登壇の上、提案理由の説明を求めます。 〔財政部長、磯部恒明君登壇〕
◎財政部長(磯部恒明君) 議案第98号、平成19年度
周南市一般会計補正予算(第3号)についての専決処分を報告し、承認を求めることについて御説明を申し上げます。この専決処分による補正予算(第3号)は、平成19年6月末申告の法人市民税の確定により、当該法人の中間申告による納付税額の還付が生じたことによるものでございます。地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をしましたので、同条第3項の規定に基づき、市議会に報告し、御承認をお願いするものでございます。 それでは、1ページからの専決処分書について御説明いたします。平成19年度
周南市一般会計補正予算(第3号)は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ4,660万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ570億4,030万6,000円としたものでございます。 この内容につきましては、事項別明細書によって歳出から御説明いたします。10ページをお願いいたします。総務費でございます。総務管理費、諸費の1市税等過誤納払戻金4,500万円は、平成19年度6月末申告の法人市民税の確定により、法人市民税の還付が生じたことに伴うものでございます。徴税費、賦課徴収費の1徴収事務費160万円は、法人市民税の還付に伴う還付加算金を増額するものでございます。 続きまして、歳入について御説明いたします。前に戻っていただきまして、8ページをお願いいたします。繰入金の財政調整基金繰入金4,660万円は、今回の補正予算の財源調整によるものでございます。以上で、議案第98号の説明を終わります。よろしく御審議、御承認いただきますようお願い申し上げます。 続きまして、議案第99号、平成19年度
周南市一般会計補正予算(第4号)について御説明を申し上げます。今回の補正予算は、歳入歳出予算の補正及び地方債の補正でございます。まず、歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ13億8,132万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ584億2,163万2,000円とするものでございます。その内容の主なものは、平成18年度決算に伴う繰越金の計上、個人市民税の当初賦課からの変更によるもの、普通交付税額等の決定、退職者の増に伴う退職手当の計上及び国、県の補助内示の決定等による事業費や財源の変更などによるものでございます。 それでは、歳入歳出予算の主なものにつきまして、事項別明細書によって歳出から御説明いたします。14ページをお願いいたします。右の説明欄に沿って御説明申し上げます。総務費、総務管理費でございます。一般管理費の1退職手当8,307万3,000円は、4月から7月までに退職した一般職7名分を増額するものでございます。次の2基金管理事業費1億円は、調整により職員退職手当基金への積立金を増額するものでございます。財政管理費の1基金管理事業費9億894万7,000円は、平成18年度決算において前年度繰越金が15億1,251万4,000円見込まれることから、地方財政法第7条の規定に基づき財政調整基金に積み立てるものでございます。この積み立てにより財政調整基金の19年度末現在高見込み額は19億9,047万6,000円でございます。財産管理費の1行政財産管理事業費1,837万7,000円は、老朽化した市長公舎の改修等に要する経費を計上するものでございます。市長公舎として引き続き利用を図っていくとともに、大正時代の歴史的価値の高い建造物でありますことから、今後、後世に受け継ぎ、住宅施策などにおいて活用を図っていくため、国庫補助金の地域住宅交付金973万円を財源として整備することといたしております。企画費の1全国高等専門学校デザインコンペティション2007イン周南開催費助成事業費100万円は、11月16日から17日に本市の総合スポーツセンターにおいて高等専門学校連合会の主催による構造、環境、空間、ものづくりの4部門のコンペティションが開催されることから、その経費の一部を助成するものでございます。16ページをお願いいたします。諸費の1市税等過誤納払戻金1,300万円及び徴税費、賦課徴収費の1徴収事務費70万円は、今後の確定申告による法人市民税の還付見込み額を増額するものでございます。次の2補助金等返還金(福祉介護課)4,744万円は、平成18年度における障害福祉や老人福祉関係事業費の確定に伴い、国県補助金等の返還金を増額するものでございます。 民生費でございます。障害者福祉費、障害福祉費の5就労奨励サポート事業費の226万9,000円は、障害者自立支援法による就労施設の利用者負担の助成として、施設の平均利用料と平均工賃との差額を補助する県制度が創設されたため、これに要する補助金を新たに計上するものでございます。なお、2つ上にございます3通所就労施設利用者就労支援給付金支給事業費の138万1,000円の減額は、この就労奨励サポート事業費への組み替えに伴うものでございます。老人福祉費、老人福祉費の1緊急通報体制等整備事業費11万1,000円は、昨年10月から月額525円の自己負担をお願いしておりましたが、このたび生活保護受給者及び年収80万円以下の者は無料とすることとし、この周知に要する経費を増額するものでございます。介護保険費の2地域介護・福祉空間整備等助成事業費1,500万円は、熊毛・清尾地区に建設される認知症対応型共同生活介護施設の整備に対する補助金を新たに計上するもので、全額国庫補助金が交付されることとなっております。 続きまして、18ページの農林水産業費でございます。農業費の農地費の1中山間地域総合整備事業受託事務費1,073万8,000万円は、業務計画の見直しに伴い、県からの受託換地業務に要する経費を増額するものでございます。2奥堤ため池整備事業費701万4,000円は、ため池の地盤が軟弱であったことに伴う工法等の変更等により、事業費を増額するものでございます。 20ページをお願いいたします。商工費でございます。商工費、商工振興費の1商工振興事業費の34万6,000円は、日本貿易振興機構がベトナムのビジネスミッションの派遣員の募集をされており、本市にとりましても、世界において発展著しいベトナムのビジネス環境などを調査することにより、今後経済交流等が図られれば地域経済の活性化に寄与すると思われますことから、その旅費等を計上するものでございます。観光費の1観光誘客宣伝事業費の88万5,000円は、8月に駅南口にエスカレーターが完成したことに伴い、本市の各種イベントや観光情報を広くPRするため、ポスタースタンドなどの展示用機材の購入費を新たに計上するものでございます。動物園費の1動物園飼育事業の168万円は、マレーグマのメスを購入するために計上するもので、雄のツヨシとともに動物園の目玉として活用することといたしております。 22ページ、土木費をお願いいたします。都市計画費、土地区画整理費の1,642万9,000円は、富田西部第一土地区画整理事業、久米中央土地区画整理事業、熊毛中央土地区画整理事業における国の補助内示に伴う事業費の増額及び事業内容の変更でございます。街路事業費の1地方特定道路整備事業費(北部5号線)3,200万円は、平成20年度に予定していた事業において地権者の同意が得られる見込みとなりましたことから、本年度に繰り上げて事業進捗を図るため増額するものでございます。2徳山第6号埋立地清算事業特別会計繰出金は、土地売払収入が生じたことから、一般会計からの繰出金791万9,000円を減額するものでございます。公園緑地費の2高水近隣公園建設事業費(補助)4,005万円及び(単独)420万円は、国の補助の内示に伴い、事業費を増額するものでございます。 24ページをお願いいたします。消防費でございます。消防費、常備消防費の2退職手当1,797万1,000円は、6月に退職した職員1名分を計上するものでございます。 教育費でございます。小学校費及び中学校費の屋体建設事業費は、危険改築事業等採択基準が平成20年に改正されることから、現行の有利な条件下の補助対策を受けるため、実施計画で予定している遠石小学校、住吉中学校、菊川中学校の屋体改築耐力度調査を実施するための経費を増額するものでございます。社会教育費は、文化財保護費の1文化財等管理事業費100万円は、去る8月に太華工業株式会社から教育、文化事業への寄附金として同額をいただきましたことから、文化財等への説明看板の購入費と計上するものでございます。 26ページをお願いいたします。災害復旧費でございます。農業水産施設災害復旧費、林道施設災害復旧費の1林道施設災害復旧事業費(現年単独)883万9,000円は、6月から7月の集中豪雨により発生した15件の災害復旧工事費を計上するものでございます。 次に、歳入について御説明いたします。前に戻っていいただきまして、8ページをお願いいたします。まず、市税でございますが、市民税の個人では給与所得や営業所得の伸びが当初見込みより減となり、1億8,200万円を減額するものでございます。また、地方特例交付金と次の地方交付税は、7月に交付額が確定したことに伴い、地方特例交付金は、地方特例交付金、特別交付金を合わせて5,829万6,000円を減額。一方、普通交付税は3億4,554万2,000円を増額するものでございます。分担金及び負担金、国庫支出金及び10ページの県支出金、寄附金につきましては、歳出のそれぞれの事業の変更に伴い、特定財源の増減を計上するものでございます。繰入金の職員退職手当基金繰入金の1億104万4,000円の増額は、今回の補正予算に係る退職手当の財源調整によるものでございます。12ページをお願いいたします。繰越金は、平成18年度の実質収支15億1,251万4,000円から、当初予算に計上しております5億円を減じた額を計上いたしております。市債につきましては、歳出のそれぞれの事業費の変更に伴い、それぞれ所要額を見込んだものでございますが、その他債の臨時財政対策債1,780万円の増額は、普通交付税の確定に伴うものでございます。以上が歳入歳出予算の補正でございます。 次に、4ページの第2表地方債補正でございますが、今回の市債の補正に伴い、それぞれ限度額を定めたものでございます。変更分としてそれぞれ限度額を補正し、合計で6,740万円を増額し、地方債の総額を59億1,990万円とするものでございます。以上で、議案第99号、平成19年度
周南市一般会計補正予算(第4号)について説明を終わります。よろしく審議、御決定いただきますようお願い申し上げます。 〔健康福祉部長、原田光広君登壇〕
◎健康福祉部長(原田光広君) 議案第100号、平成19年度
周南市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。今回の補正予算は、平成18年度の決算見込みにより、繰越金が確定したことによる補正でございます。第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億4,893万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ170億3,486万3,000円にしようとするものでございます。 内容につきまして、歳入から御説明申し上げます。事項別明細書の8ページ、9ページをお願いいたします。その他繰越金2億4,893万円は、平成18年度決算により、繰越金が確定したことにより増額するものでございます。 次に、歳出でございますが、10ページ、11ページをお願いいたします。繰越金を基金積立金と償還金とに充てております。償還金は平成18年度概算で交付された療養給付費国庫負担金の超過分を返還するものでございます。また、残額の1億7,462万1,000円を基金に積み立てるものでございます。以上で、議案第100号、平成19年度
周南市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についての説明を終わります。よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 〔福祉事務所長、守田健一君登壇〕
◎福祉事務所長(守田健一君) 議案第101号、平成19年度
周南市介護保険特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。1ページをごらんお願いします。まず、第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億9,138万円を追加し、総額を91億8,077万円に定めるものでございます。 それでは、10ページ以降の歳出から御説明申し上げます。まず、基金積立金、介護給付費準備基金積立金でございますが、これは昨年度の決算をした結果、発生した剰余金から地域支援事業の増額補正による保険料の充当増分を差し引いた8,238万6,000円を計上しております。 次に、地域支援事業費の包括的支援事業、任意事業費の1介護予防ケアマネジメント事業費、2総合相談事業費、3権利擁護事業費及び4包括的・継続的ケアマネジメント事業費につきましては、市内4カ所に設置された介護予防事業の中核を担う地域包括支援センターの運営費用に係るものであります。地域包括支援センターにおける職員の人件費及び事務費等の運営費用は、介護保険の給付費に基づき算定された地域支援事業費の中から、各地域包括支援センターが担当する区域の高齢者数等の状況を勘案して算定しているところであります。現状の運営費では各包括支援センターにおいて十分な職員の配置ができないなど、全般的に担当職員に対し負荷がかかっている状況の中で、特に広範な担当区域を抱えている包括支援センターの運営は大変厳しい環境下にあるため、その体制整備に向けた支援を行おうとするものであります。内容は、総額1,141万2,000円を増額補正するもので、内訳は、介護予防ケアマネジメント事業費に300万円、総合相談事業に300万円、権利擁護事業費に200万円及び包括的・継続的ケアマネジメント事業費に341万2,000円でございます。次の5の任意事業費につきましては、財源内訳の変更であります。 次に、12ページの諸支出金、償還金及び還付加算金、償還金ですが、これは昨年度交付された介護給付費国庫負担金が超過受領となりましたことから、これを精算し返還するものであります。2億9,055万3,000円を計上しております。内訳は、介護給付費国庫負担金が1億8,386万3,000円、介護給付費県負担金が8,677万4,000円、地域支援事業に係る国庫補助金が378万9,000円、地域支援事業支援交付金が1,423万3,000円、県補助金が189万4,000円でございます。次に、繰出金、一般会計繰出金ですが、給付実績に基づいた上限額をもとに算出したところ、出納閉鎖後に、上限額は保険給付費の実績額ではなく、第3期計画期間における財政安定化基金拠出金所要額調書に計上している額をもとに算出することが判明したため、一般会計から繰り入れ過ぎた額を一般会計に返還するもので、702万9,000円を計上しております。 それでは、前に戻っていただきまして、8ページからの歳入について御説明を申し上げます。まず、国庫支出金、国庫補助金、地域支援事業交付金ですが、増額となる包括的支援事業、任意事業分につきまして545万9,000円を増を見込んでおります。次に、支払基金交付金では、過年度分といたしまして、平成18年度の給付実績に係る精算交付分として1,868万2,000円を計上しております。次に、県支出金、県補助金、地域支援事業交付金ですが、国庫補助金と同様に、包括支援事業、任意事業分が273万円の増と見込んでおります。次に、繰入金、一般会計繰入金、地域支援事業繰入金は、包括的支援事業、任意事業に係るものとして273万円の増を見込んでおります。次に、事務費繰入金でございますが、先ほど歳出の説明の際に申しましたとおり、当初予算作成時におきましても、地域支援事業の上限額の変更のため、これを是正した結果、206万5,000円の減を見込んでおります。次に、繰越金では、前年度繰越金3億6,379万7,000円を計上しております。最後に、財産収入、財産運用収入でございますが、これは介護給付準備基金の運用利子として4万7,000円を見込んでおります。以上で、議案第101号の説明を終わります。よろしく御審議、御決定賜りますようお願い申し上げます。 〔競艇事業部長、村上 宏君登壇〕
◎競艇事業部長(村上宏君) 議案第102号、平成19年度
周南市競艇事業特別会計補正予算(第1号)について提案の御説明を申し上げます。今回の補正予算は、平成18年度繰越金の計上と、受託事業増加に伴う歳入歳出予算の補正でございます。まず、2ページの第1表歳入歳出予算補正をごらんください。歳入歳出合計にそれぞれ25億3,952万6,000円を追加し、歳入歳出合計をそれぞれ309億7,119万円といたします。 詳細につきましては、歳入歳出予算事項別明細書で御説明いたします。8ページの歳入をごらんください。諸収入の受託事業収入24億5,564万4,000円の増額ですが、呉場外発売場における受託事業増加による収入でございます。当初予算でも御説明いたしましたが、競艇の経営改善実施計画は、平成16年度の内部経費の削減からスタートし、平成17年度の売り上げの向上の視点と展開し、債務償還が本格化します平成18年からは、さらなる売り上げ向上に対応するため、運営体制の再構築を実施方針としているところでございます。一方、中央では、業界一丸で危機的状況を打開するというのをコンセプトに、平成18年度7月競艇ルネッサンスプランを公表し、これに基づき、平成19年4月、モーターボート競走法を25年ぶりに全面改正いたしました。そこで、本市の事業展開ですが、活性化の決め手が容易に見当たらない中で、まず基盤整備からということで、競艇ルネッサンスプランが提言する収益事業の実施にふさわしい組織体制、経営手法の導入に取り組みます。つきましては、この整備期間中、経営基盤が悪化しないよう、呉場外発売場におきまして可能な限り受託拡大をしておこうというものでございます。この受託収入の内訳は、9ページの節の欄のとおりです。このうち、1番の場外発売勝舟投票券発売収入と2場外発売払戻金及び返還金は、総計予算主義に基づき、歳出の受託事業発売金等委託団体繰出金、受託事業払戻金、受託事業返還金と同額を計上している関係で、実際よりも数字が大きくなっております。 次の5款繰越金ですが、平成18年度はさまざまな運営努力の結果、1億4,567万6,000円を黒字決算の見込みでございます。本来ならば収益事業の使命であります地方財政への貢献ということで一般会計に繰り出すべきところでありますが、売り上げが不安定な上、平成18年度から債務償還が本格化したこともあり、繰越金として内部留保させていただき、健全経営に向けて努力したいと考えております。なお、黒字決算ということで、3款3項2目雑入の公営企業金融公庫納付金が全額還付されないことから、6,179万4,000円を減額いたします。 次に、歳出を御説明します。10ページをお開きください。呉場外発売場における受託拡大に伴う経費として、1款1項1目の一般管理費の呉市協力交付金を288万3,000円増額し、さらに2項3目の受託事業費を23億8,662万8,000円増額いたします。1つ上に戻っていただいて、1款1項2目の財産管理費1億4,567万6,000円は、平成18年度繰越金を競艇事業基金積立金とするものでございます。 最後の4款予備費433万9,000円ですが、受託拡大に伴う収益と公営企業金融公庫納付金還付金の減額分との差額でございます。以上、平成19年度
周南市競艇事業特別会計補正予算(第1号)についての説明を終わります。よろしく御審議、御決定賜りますようお願い申し上げます。 〔環境生活部長、峯重 博君登壇〕
◎環境生活部長(峯重博君) 議案第103号、平成19年度
周南市交通災害共済事業特別会計補正予算(第1号)について提案の御説明を申し上げます。今回の補正予算は、平成18年度決算により生じた前年度繰越金を計上するもので、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,190万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9,849万8,000円とするものでございます。 それでは、事項別明細書の5ページをお願いします。歳入の繰越金でございます。平成18年度決算により7,244万5,000円の繰越金が生じましたことにより、当初予算との差額1,190万9,000円の増額を行うものでございます。 次に、歳出の6ページをお開きください。前年度繰越金の増額分1,190万9,000円を予備費に計上いたしております。これにより予備費は5,995万9,000円となります。以上で、議案第103号、平成19年度
周南市交通災害共済事業特別会計補正予算(第1号)について説明を終わります。 〔経済部長、青木龍一君登壇〕
◎経済部長(青木龍一君) 議案第104号、平成19年度
周南市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)について御説明します。今回の補正は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ634万9,000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ6億8,093万4,000円と定めるものでございます。 その内容について、事項別明細書によって御説明いたします。10ページ及び11ページの歳出でございますが、説明欄の修繕料340万円は、地方卸売市場の附帯施設の緊急修理に対応するため計上させていただくものでございまして、定温倉庫の扉の腐食による破損や、売り場の冷蔵庫の冷却モーターの不良等が発生したものに対するものでございます。次に、警備委託料294万9,000円は、市場における警備の強化に要するもので、これまで警備員を夜間のみの配置といたしておりましたが、市場関係者以外の入場者の取り締まり強化を図るため、24時間体制の警備に変更するものでございます。以上、合わせて634万9,000円の増額をお願いするものでございます。 次に、8ページをお開きいただきます。歳入につきましては、歳出の増額分と同額の634万9,000円を一般会計から繰り入れるものでございます。以上で説明を終わります。よろしく御審議、御決定賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、議案第105号、平成19年度
周南市国民宿舎特別会計補正予算(第2号)について御説明を申し上げます。平成19年度
周南市国民宿舎特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ33万6,000円を追加し、予算総額を1億3,184万円と定めるものでございます。 その内容について、事項別明細書によって御説明いたします。10ページの方をお願いいたします。歳出におきまして、施設費に33万6,000円を補正して93万6,000円とするものでございます。これは、湯野荘の厨房内の給水管が破裂し、緊急に工事を要することとなりましたことから、ほかから流用いたしまして緊急対応いたしましたもので、その流用戻しをさせていただくための措置でございます。 次に、8ページの歳入をお願いいたします。一般会計繰入金を33万6,000円補正し、1,561万2,000円とするものでございます。以上で説明を終わります。よろしく御審議、御決定賜りますようお願い申し上げます。 〔下水道部長、片山正美君登壇〕
◎下水道部長(片山正美君) 議案第106号、平成19年度
周南市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について提案理由の御説明を申し上げます。第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、今回の補正は、平成18年度決算額に基づき、平成18年度分消費税及び地方消費税申告予定額の確定による公課費の増額でございます。平成19年度当初予算におきましては、平成18年度分消費税及び地方消費税は、課税売上と課税仕入の相互関係及び特定収入の使途の特定により30万円の還付を見込んでおりましたが、最終的には課税売上となります農業集落排水施設の使用料が見込み以上の増額となりました。一方で、課税仕入につきましては、前年度決算の課税仕入割合をベースに課税仕入を積算していたところ、人件費のうちの賦課税経費の増額と維持管理経費の節減等に伴う不用額が発生し、課税仕入となる歳入額が大幅な減額となりました。その結果として、平成18年度事業に関して、消費税及び地方消費税を納付することとなり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ172万3,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億2,345万3,000円とするものでございます。 補正の内容につきましては、歳入歳出補正予算事項別明細書10ページの歳出から御説明いたします。総務管理費、一般管理費の公課費172万3,000円は、消費税及び地方消費税で、平成18年度分確定申告予定額114万9,000円、これに伴う平成19年度分の中間納付予定額として57万4,000円を組んでおります。なお、納期につきましては、9月末となっております。 次に、歳入について御説明申し上げます。8ページをお開きください。御説明申し上げました歳出の補正に伴いまして、当初見込んでおりました消費税及び地方消費税還付金収入30万円を減額し、一般会計繰入金を202万3,000円増額するものでございます。以上で、議案第106号についての御説明を終わります。よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 〔環境生活部長、峯重 博君登壇〕
◎環境生活部長(峯重博君) 議案第107号、平成19年度
周南市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)について提案の御説明を申し上げます。今回の補正予算は、平成18年度決算により生じた前年度繰越金を計上するもので、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,465万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8,493万1,000円とするものでございます。 それでは、事項別明細書の5ページをお願いいたします。歳入の繰越金でございます。平成18年度決算により1,465万7,000円の繰越金が生じましたので、これにより増額補正を行い、総額で8,493万1,000円となります。 次に、歳出の6ページをお開きください。前年度繰越金の増額分1,465万7,000円のうち、1,000万円を駐車場事業基金積立金に、残りの465万7,000円を予備費に計上いたしております。これにより予備費は2,016万2,000円となり、総額で8,493万1,000円となります。以上で、議案第107号、平成19年度
周南市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)について説明を終わります。よろしく御審議、御決定をいただきますようお願いいたします。 〔総合政策部長、山下敏彦君登壇〕
◎総合政策部長(山下敏彦君) 議案第108号、平成19年度
周南市同和福祉援護資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)について提案の御説明を申し上げます。今回の補正予算は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ285万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ719万1,000円とするものでございます。 それでは、歳入歳出の概要につきまして、事項別明細書によって御説明をいたします。8ページをお願いいたします。歳入からでございます。繰越金285万6,000円は、前年度からの繰越金を増額するものでございまして、平成18年度の決算見込みにおきまして歳入の貸付金元利収入が増額となったこと、及び歳出の一般管理費の執行額が減額になったことによるものでございます。 次に、歳出でございますが、10ページをお願いいたします。諸支出金の償還金及び還付加算金の償還金175万4,000円は、平成18年度の歳入の貸付金元利収入が増額となったことによる県への補助金等返還金の増額分でございます。諸支出金の一般会計繰出金110万2,000円は、前年度からの繰越金の増額分から県への補助金等返還金の増額分を控除した額を一般会計へ繰り出すものでございます。以上で、議案第108号、平成19年度
周南市同和福祉援護資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)について説明を終わります。よろしく御審議、御決定いただきますようお願い申し上げます。 〔都市開発部長、平田定信君登壇〕
◎都市開発部長(平田定信君) 議案第109号、平成19年度周南市徳山第6
号埋立地清算事業特別会計補正予算(第1号)について提案の御説明を申し上げます。今回の補正予算は、徳山第6号埋立地分譲地の売払処分に伴う歳入予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額は、それぞれ8,220万3,000円で変更はございません。平成18年度末に徳山第6号埋立地の分譲地2区画を売り払い、2,121万1,000円の不動産売払収入がございました。この収入に伴う徳山第6号埋立地清算事業基金に積み立てるための歳出予算の積立金に不足を生じましたことから、当基金に積み立てることができなくなり、平成19年度に繰り越し、歳入予算として計上をいたすものでございます。また、本年度の当初予算では、1区画1,157万5,000円の不動産売払収入を予定しておりましたが、4月以降4区画を売り払い、4,341万1,000円の売払収入がございましたことから、繰入金を減額するなど歳入予算の補正を行うものでございます。 それでは、歳入歳出予算の概要につきまして、事項別明細書によって説明を申し上げます。6ページをお願いいたします。歳入でございますが、まず、財産売払収入の不動産売払収入でございますが、当初予算1,157万5,000円に対して、3,183万6,000円を増額し、4,341万1,000円とするものでございます。次に、繰入金でございますが、不動産売払収入の増額に伴い、一般会計繰入金及び基金繰入金それぞれを減額するものでございます。一般会計繰入金の791万9,000円全額を減額し、基金繰入金は当初予算6,266万5,000円に対して4,512万8,000円を減額し、1,753万7,000円とするものでございます。繰越金の2,121万1,000円は、前年度からの繰越金を全額補正いたすものでございます。 次に、8ページの歳出でございます。歳出予算は、歳入予算の補正に伴う財源の補正でございます。以上で、議案第109号、平成19年度周南市徳山第6
号埋立地清算事業特別会計補正予算(第1号)について説明を終わります。よろしく御審議、御決定いただきますようお願い申し上げます。 〔財政部長、磯部恒明君登壇〕
◎財政部長(磯部恒明君) 議案第110号、
周南市手数料条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。このたびの手数料条例の一部改正は、戸籍及び建築確認事務に係る手数料の一部を改正するものでございます。戸籍に係る手数料につきましては、戸籍法第117条の2の規定に基づき、本年10月6日から電子情報処理化された戸籍の事務取扱を行うこととなり、磁気ディスクをもって調製された戸籍及び除かれた戸籍に関する証明を交付するために所要の改正をするものでございます。建築に係る手数料につきましては、平成17年11月に発覚した構造計算書偽装事件の再発防止を目的に、建築確認、検査の厳格化、必要な建築物の構造計算適合性判定の実施、指定確認検査機関の業務の適正化などを内容とする建築物の安全性の確保を図るための建築基準法等の一部を改正する法律が、本年6月20日から施行されたことに伴い、所要の改正をするものでございます。 それでは、新旧対照表により御説明いたします。4ページ、別表その2の戸籍等関係の表の(1)及び(3)の規定に、「磁気ディスクをもって調整された戸籍及び除かれた戸籍に関する証明書の交付」を追加し、5ページ、別表その3の建築関係の表の(1)建築物等の確認申請の備考に、3から5として、構造計算適合性判定に係る手数料の規定を追加いたしております。なお、この構造計算適合性判定に係る手数料の額は、山口県内同一の額といたしております。 以上で、議案第110号、
周南市手数料条例の一部を改正する条例の制定についての説明を終わります。よろしく御審議、御決定いただきますようお願い申し上げます。 〔総務部長、宮川八州志君登壇〕
◎総務部長(宮川八州志君) 議案第111号、政治倫理の確立のための周南市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例制定について御説明を申し上げます。本案は、平成17年10月21日に公布されました郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第102条及び平成18年6月14日に公布されました証券取引法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第163条の規定により、政治倫理の確立のための国会議員の資産等の公開等に関する法律が改正されたことに伴い、条例の一部を改正するものでございます。 参考として添付しております3ページの新旧対照表をごらんいただきたいと思います。今回の改正箇所は、第2条第1項中のアンダーラインで表示しておりますところで、用語の整備等を行うというものでございます。なお、本条例中第1条は平成19年9月30日から、第2条は平成19年10月1日からの施行といたしております。よろしく御審議、御決定いただきますようお願い申し上げます。 続きまして、議案第112号、周南市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきまして提案理由を御説明申し上げます。今回の改正は、第166回国会におきまして地方公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律が成立し、平成19年8月1日に施行されたことに伴うものでございます。地方公務員の育児休業等に関する法律の改正は、育児を行う職員の職業生活と家庭生活の両立を一層容易にするための環境整備として、地方公務員について、小学校就学の始期に達するまでの子を養育するための所要の措置を講ずることを目的として行われたものでございます。 それでは、今回の条例改正案の概要につきまして御説明申し上げます。改正の内容ごとに御説明申し上げますので、条文が前後いたしますことをお許しいただきたいと思います。まず、第1条及び第10条の改正についてでございますが、現行の周南市職員の育児休業等に関する条例では、改正前の法律の条番号を列挙いたしておりまして、今回の法律改正に伴いまして列挙いたしております条番号にいわゆる条ずれが生じましたことから所要の措置を講ずるというものでございます。次に、第2条、第3条第1号、第5条第1号、第10条第3号の改正につきましては、それぞれ文言の修正に係るものでございまして、条文の趣旨等の変更はございません。改正条例第3条第3号から第5号にかけての改正でございますが、ここでは再度の育児休業をすることができる特別の事情として、負傷等により子を養育することができなくなった職員が育児休業の承認を取り消された後、当該負傷から回復した場合を新たに規定するために所要の措置を講ずるものでございます。第6条、第7条の改正につきましては、それぞれ各条の見出しを修正するもので、また、同様に、第9条、第12条及び第13条の改正につきましても、各条に見出しを追加する旨の改正で、いずれも条文の主旨等の変更はございません。第8条の改正でございますが、ここでは育児を行う職員の職業生活と家庭生活の両立を一層容易にするための環境整備として、法律改正の趣旨にのっとりまして、育児休業をした職員が職務に復帰した場合において、その育児休業の期間を従来2分の1に相当する期間といたしておりましたところを、100分の100以下の換算率により換算して得た期間を引き続き勤務したものとみなして、その職務に復帰した日及びその日以後の最初の昇給日、またはそのいずれかの日に、昇給の場合に準じてその者の号級の調整をすることができるということを規定するものでございます。最後に、第11条の改正についてでございますが、育児のための部分休業の承認につきまして、その承認要件を緩和するとともに、規定の整備を行うものでございます。今回の地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正によりまして、部分休業の対象となる子が3歳から小学校就学の始期に達するまでに改められましたことから、改正後の法律の施行をもって小学校就学の始期に達するまでの子を対象とした部分休業が認められております。なお、附則におきまして、第1条で、本条令は公布の日から施行することを規定いたしておりますけれども、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律の施行日が本年の8月の1日でありますことから、附則の第2条におきまして、育児休業をした職員の職務復帰後における号級の調整に関する経過措置として、改正条例の第8条の規定は、8月1日以後に職務に復帰した場合における号級の調整について適用し、それ以前の職務復帰の場合はなお従前の例によることとし、また、8月1日現在、育児休業している職員が職務に復帰した場合につきましても、同様に、8月1日までの期間については従前の2分の1の換算率により換算した期間を引き続き勤務したこととみなすということを規定いたしております。よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、議案第113号、
周南市職員退職手当支給条例及び
周南市水道局企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例制定について御説明申し上げます。このたびの条例改正は、雇用保険法等の改正に伴うもので、改正法はこの4月29日に公布されております。 それでは、議案に添付しております参考資料によりまして御説明を申し上げます。3ページから4ページの
周南市職員退職手当支給条例の新旧対照表(第1条関係)をごらんいただきたいと思います。まず、条例第12条は、その見出しにもありますように、失業者の退職手当に関する規定でございます。公務員は雇用保険法の適用を除外されておりまして、退職した後に失業している場合にも雇用保険法による失業等給付を受けることはできませんけれども、数年というような短い勤務の後に退職した職員の場合、その者に支給される退職手当がその者に雇用保険法を適用するとした場合に受給することとなる失業等の給付を下回る場合も生じます。退職後失業している職員のうち、このような者については、雇用保険法の目的、趣旨にのっとって雇用保険法の失業等給付を上限として退職手当を支給することとされておりまして、これを失業者の退職手当というふうに規定をいたしております。このたびの雇用保険法の改正によりまして、失業等給付のうちの基本手当を受給できる者を被保険者期間が6カ月以上ある者としていたところを12カ月以上としたことから、これに整合させるよう、第12条の第1項及び第3項を改正するものでございます。ただし、改正後の雇用保険法においても倒産、解雇等により失業した者、これらの者を特定受給資格者と呼んでおりますけれども、これらの者については従前のとおり6カ月の被保険者期間があれば基本手当の受給ができますので、この雇用保険法の規定に従って改正を行っております。次に、5ページの
周南市職員退職手当支給条例新旧対照表(第2条関係)をごらんください。この条例第12条第17項は、
周南市職員退職手当支給条例による失業者の退職手当の受給資格と、雇用保険法または船員保険法による失業等給付の受給資格を同時に持つことになった場合には、雇用保険法または船員保険法による失業等給付を優先的に支給し、失業者の退職手当を支給しないということを規定したものでございますけれども、このたびの法律改正によりまして、雇用保険法の適用対象に船員を含めるということとされましたために、船員保険法の失業等給付がなくなることから、船員保険法の法律名の記述を削除するものでございます。次に、同じ5ページの
周南市水道局企業職員の給与の種類及び基準を定める条例新旧対照表(第3条関係)をごらんください。
周南市水道局企業職員の給与の種類及び基準を定める条例第16条には、
周南市職員退職手当支給条例第12条と同様の規定がございます。先ほど申し上げましたと同じ趣旨によりまして、受給対象となる者の勤続期間を改正するものでございます。次に、附則関係について御説明いたします。議案の2ページでございます。第1項は、施行期日を定めたものでございます。改正された法律の施行日に合わせ、失業者の退職手当の受給資格要件を改正する第1条及び第3条の施行日を平成19年10月1日とし、船員を雇用保険法の対象とすることにより生じた第2条及びこの改正に経過措置を定めた附則第3項の施行日を平成22年4月1日といたしております。第2項及び第4項は同様の趣旨を規定したもので、それぞれ第1条及び第3条で改正する失業者の退職手当の受給資格要件の適用を平成19年10月1日以降に退職した者とし、それ以前に退職した者は従前のとおりとする経過措置を規定しております。第3項は、経過措置として支給される改正前の船員保険法の規定による失業等給付は、失業者の退職手当に優先して支給され、これを受給する期間には失業者の退職手当を支給しないことを規定いたしておるものでございます。改正に係る説明につきましては以上のとおりでございます。よろしく御審議、御決定のほどお願い申し上げます。 〔福祉事務所長、守田健一君登壇〕
◎福祉事務所長(守田健一君) 議案第114号、
周南市在宅介護支援センター条例を廃止する条例制定について御説明申し上げます。周南市鼓海園在宅介護支援センターは、合併前の旧徳山市において、平成5年4月1日、特別養護老人ホーム鼓海園の一部(3階部分)に増設し、社会福祉法人周南市社会福祉事業団にその業務を委託し、運営してきたところであります。平成18年4月から、介護保険法の改正により社会福祉法人周南市社会福祉事業団が在宅介護支援センターにかわり周南市鼓海園地域包括支援センターを設置運営することになったため、在宅支援センターの建設時に国及び県からの受けた老人福祉施設整備費補助金に係る財産の処分について、在宅介護支援センターから地域包括支援センターへ転用するということで、県知事あて処分申請をいたしておりました。その結果、平成19年7月5日、山口県知事から財産処分について承認する旨、通知を受けたことから、このたび
周南市在宅介護支援センター条例を廃止しようとするものであります。以上で、議案第114号について説明を終わります。よろしく御審議、御決定賜りますようお願い申し上げます。 〔消防長、山本恭正君登壇〕
◎消防長(山本恭正君) 議案第115号、
周南市火災予防条例の一部を改正する条例制定について提案理由を御説明申し上げます。このたびの改正は、建築物の安全性の確保を図るための建築基準法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令、これが平成19年3月16日に公布されたことに伴い、これにより条例の一部を改正するものでございます。改正の内容につきましては、建築基準法施行令の条番号が移動変更したことにより条例の該当条番号をこれに合わせるためのものでございまして、内容等の変更はないものでございます。 それでは、参考資料として添付しております新旧対照表により御説明をさせていただきます。まず、議案第115号の
周南市火災予防条例の一部を改正する条例制定についての2ページをお開きください。第29条の3第1項第2号中「第13条の3第1号」を「第13条第1号」に改めるものでございます。なお、この条例は公布の日から施行するものでございます。以上で、議案第115号の提案説明を終わります。どうかよろしく御審議、御決定賜りますようお願い申し上げます。──────────────────────────────
○議長(古谷幸男議員) 提案説明の途中ですが、ここで暫時休憩いたします。次の会議は15時5分から再開します。 午後 2時50分休憩 ────────────────────────────── 午後 3時05分再開
○議長(古谷幸男議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。──────────────────────────────
○議長(古谷幸男議員) 提案説明を続行します。 〔建設部長、中村 司君登壇〕
◎建設部長(中村司君) 議案第116号、工事請負契約の締結について提案の御説明を申し上げます。本工事請負契約につきましては、平成16年に周南第1住宅の30棟から38棟を解体した跡地に、昨年度完成したA棟に引き続きB棟を平成20年にかけて建てかえるもので、周南市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定に基づき、市議会の議決を求めるものでございます。 建物の概要でございますが、鉄筋コンクリートづくり3階建て1棟で、建設戸数は2DKが15戸、3DKが6戸の合計21戸となっております。建物の延べ床面積は1,410.45平方メートルで、住宅1戸当たりの専用面積は、2DKが55.39平方メートル、3DKが70.63平方メートルでございます。また、この建物の建設に合わせて駐車場及び自転車置き場等を整備いたします。 去る8月1日にアキタ建設株式会社、江村建設株式会社、三和建設株式会社、株式会社田中組、チューケン株式会社、徳大建設株式会社、株式会社日光組、濱田建設株式会社、福谷産業株式会社及び洋林建設株式会社の10社で公募型指名競争入札を行いました結果、1億8,977万7,000円で福谷産業株式会社に落札決定したものでございます。また、この工事の期間は、本契約を成立した旨の意思を表示した日の翌日から平成20年7月31日までを予定しております。なお、本工事のほか、機械設備工事、電気設備工事、植栽工事につきましては、別途に発注いたすこととしております。以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 〔下水道部長、片山正美君登壇〕
◎下水道部長(片山正美君) 議案第117号、工事請負契約の締結につきまして提案理由の御説明を申し上げます。この工事は、
江口ポンプ場沈砂池設備増設工事でございます。江口ポンプ場は、昭和49年11月に合流系のポンプ場として供用を開始し、昭和60年10月に分流系のポンプ場を併設しております。下水道整備の進捗に伴い増設が必要となったため、国庫補助事業として分流系施設の沈砂池設備の機能の増設を行い、今後の効率的かつ安定的な運転管理を図るものでございます。 工事の内容といたしましては、下水中のごみや砂を除去する自動除じん機設備や除砂設備、並びにこれらに伴う配管で、その他設備の製作、備えつけを行うものでございます。なお、製作備えつけ機器の詳細につきましては、別紙の工事概要参考資料にお示しをしたとおりでございます。 本工事は、公募型指名競争入札とし、周南市公募型指名競争入札方式事務処理要綱に基づき入札希望参加者を公募いたしました結果、宇部テクノエンジ株式会社、クボタ環境サービス株式会社、ドリコ株式会社、株式会社日立プラントテクノロジー、扶桑建設工業株式会社の5社で、去る8月1日入札を執行いたしました。しかし、予定価格1億7,955万円に対して、入札価格が低入札価格調査制度調査対象となりましたので、落札者決定を保留し、周南市低入札価格に関する事務取扱要綱第4条の規定により、クボタ環境サービス株式会社に対し低価格調査を実施いたしました。その結果、工事の履行に問題がないと判断されるため、保留を解除し、1億2,810万円でクボタ環境サービス株式会社に落札決定いたしました。なお、工事の期間は、契約の翌日から平成20年3月14日までとして請負契約を締結しようとするものでございます。以上で、議案第117号についての説明を終わります。よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 〔競艇事業部長、村上 宏君登壇〕
◎競艇事業部長(村上宏君) 議案第118号、動産の買入れについて提案の御説明を申し上げます。本件は、徳山競艇場の競走用ボートの買入れでございます。競走用ボートは、モーターボート競走法に基づき、ボート、モーター、選手、審判員及び検査員登録規定の第3条におきまして有効期間が登録から1年間と規定されております。現在使用しております競走用ボートの登録期限は平成19年12月14日まででございますので、新たに63隻を購入しようとするものでございます。ボートの規格及び購入先は記載のとおりでございます。以上、よろしく御審議、御決定賜りますようお願い申し上げます。 〔教育次長、福嶋崇男君登壇〕
◎教育次長(福嶋崇男君) 議案第119号、動産の買入れについて提案の御説明を申し上げます。本件は、財団法人日本宝くじ協会の助成を受けまして、
プラズマ大型得点盤無線式4セットを購入いたすものでございます。本得点盤の主な機能と特徴でございますが、バレーボール等各種球技のみならず、柔道、剣道、レスリング等の格技にも対応可能でございます。また、無線式でございますので、大会ごとにケーブルを設置する作業が省略できることとなります。今回の購入によりまして、全国大会レベルへの対応が可能になり、2011年の山口国体に向けての備品整備の一環となります。 去る8月9日、イケダスポーツ、ムラシゲスポーツ、ケイスポーツランニング、スポーツショップタカオの4社による指名競争入札を実施いたしました結果、イケダスポーツが買入れ価格2,168万2,500円で落札決定いたしたものでございます。以上、議案第119号、動産の買入れについての説明を終わります。よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 〔消防長、山本恭正君登壇〕
◎消防長(山本恭正君) 議案第120号、動産の買入れについて御提案の説明を申し上げます。これは、高度救命処置用資機材を積載した高規格救急自動車を1台購入したいとするものでございます。救急業務は、消防行政の中でもとりわけ地域に密着した行政サービスとして定着しておりまして、平成3年に救急救命士法が施行されて以降、平成16年度から気管挿管、また、平成18年度から薬剤投与が可能となるなど、救命処置の範囲が大きく拡大されており、市民の大きな期待と負託にこたえ、救命率の向上を図るべく必要な資機材を整備しているところでございます。現在の車両は、平成3年に中央消防署に配備した普通救急自動車でありますが、16年間の使用で車両及び積載している救急資機材の老朽化は著しく、修理部品の調達にも苦慮している状況から、更新することにより救命率のさらなる向上を図ろうとするものでございます。 このたび配備する車両の型式につきましては、3ページに参考図を添付させていただいておりますが、車両の主な仕様について御説明させていただきます。車両は、消防庁認定のトヨタハイメディックで、エンジンはガソリンエンジン、最高出力151馬力、総排気量は2,693cc、乗車定員7名でございまして、4速オートマチックの四輪駆動方式でございます。この車両の主な機能と特徴を申し上げます。まず、防振ベッドでございますが、これはベッド本体にエアーコンプレッサーを内蔵しており、走行時の震動を吸収し、傷病者の負担を軽減できるものです。次に、救急事故現場や医療機関に急行するため、降雪時等の滑りやすい悪路にも対応できるよう四輪駆動方式とし、急制動時の操舵性を確保するためアンチロックブレーキシステムを装備いたしております。なお、主な救命処置用資機材の配置、室内レイアウトにつきましては、参考として4ページに添付させていただいておりますが、自動体外式除細動器、輸液用資機材、血中酸素飽和測定器、心電図電送装置等の高度救命処置用資機材を社内にコンパクトに、かつ合理的に登載することにより、救急隊員の処置がスムーズに行えるレイアウトとなっております。 次に、高規格自動車を製作しております国内のメーカーは、トヨタ、日産でございますが、それぞれの販売店であります株式会社ハツタ山口、有限会社藤中ポンプ店、藤村ポンプ株式会社、山口トヨタ自動車株式会社及び山口日産自動車株式会社の5社で、去る8月9日に指名競争入札を実施いたしました結果、買入れ金額2,755万2,000円で山口トヨタ自動車株式会社が落札したものでございます。以上で、議案第120号の提案説明を終わります。よろしく御審議、御決定賜りますようお願い申し上げます。 引き続きまして、議案第121号、動産の買入れについて提案の御説明を申し上げます。これは、
水槽付消防ポンプ自動車を1台購入いたしたいとするものでございます。現在の車両は北消防署に平成2年に配備して以来17年間使用しているもので、使用頻度は特に高く、一般火災はもちろんのこと、各種災害等多目的に活用してきたものでありますが、老朽化のため、車両の性能が著しく低下し、修理部品の調達にも苦慮している状況から、更新することにより消防力の強化充実を図るものでございます。 このたび配備する車両の型式につきましては、2ページに参考図と掲げさせていただいておりますが、車両の主な仕様について御説明させていただきます。車両は、5.5トンクラスの消防専用シャーシを使用し、全長6.4メートル、全幅2.2メートル、全高、高さが2.6メートルのもので、最高出力220馬力でございまして、乗車定員は6名でございます。この車両の機能と主な特徴を申し上げますと、車両中央部分に1,500リッター、1.5トンの水槽を装備し、火災現場に到着と同時に放水が開始でき、水利の不便な場所や初期消火等の消防活動に威力を発揮するもので、ポンプは毎分2,000リッター以上の放水性能を有しており、スイッチ操作による自動揚水装置をつけたものでございます。また、降雪時等の滑りやすい悪路に対応できるよう四輪駆動方式とし、急制動時の操舵性を確保するためアンチロックブレーキシステムを装備いたしております。 次に、この種の車両を製作しており、過去に納入実績のあるメーカーは、株式会社モリタと日本機械株式会社でございますので、それぞれの特約店であり、整備や修理の際に即対応できます株式会社クマヒラセキュリティ、株式会社ハツタ山口及び藤村ポンプ株式会社の3社で、去る8月9日に指名競争入札をいたしました結果、買入れ金額4,084万5,000円で株式会社ハツタ山口に落札いたしたものでございます。以上で、議案第121号の提案説明を終わります。よろしく御審議、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 〔総務部長、宮川八州志君登壇〕
◎総務部長(宮川八州志君) 議案第122号、新たに生じた土地の確認について及び議案第123号、新たに生じた土地の町を定めることについて、一括して御説明を申し上げます。 最初に、議案第122号、新たに生じた土地の確認についてでございますが、今回確認をお願い申し上げております土地は、周南市晴海町6の51及び7の49地先公有水面埋立地7万508.83平方メートルでございます。この土地につきまして、地方自治法第9条の5第1項の規定により、新たに生じた土地の確認をお願いするものでございます。参考として添付いたしております議案第122号の4ページの分限図をごらんいただきたいと存じます。分限図の斜線部分でございます。山口県が平成2年10月19日公有水面の埋立の免許を得て施行していたもので、平成14年9月10日に埋め立ての竣工認可がなされたものでございます。なお、この土地は埠頭用地として活用されるものでございます。 次に、議案第123号、新たに生じた土地の町を定めることについて御説明申し上げます。これは、ただいま御説明申し上げました議案第122号の新たに生じた土地7万508.83平方メートルを、その接する周南市晴海町の区域に編入することについて、地方自治法第260条第1項の規定により議決をお願いするものでございます。どうぞよろしく御審議、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、議案第124号、字及び町の区域を変更することについて提案の御説明を申し上げます。当該地域は、造成により住宅用地として整備されたもので、住宅メーカー等が購入し、宅地分譲、住宅建設に着手をしているところでございます。このたび住宅メーカー等を通しまして宅地購入者等から字の区域の変更に関する要望書が提出されました。要望書を提出された理由といたしまして、現在、この地域の大字名は久米となっておりますが、地理的にも桜木地区の城ヶ丘四丁目に隣接し、主要生活道の出入り口も城ヶ丘四丁目の1カ所のみとなっていること。今後、生活圏も城ヶ丘四丁目が主体となり、防犯、防災、交通などの問題においては、一団地では解決できず、隣接地区との協力、連携が欠かせないものであること。自治会の重要さにかんがみ、城ヶ丘四丁目住民として認識し、積極的に自治会活動に参加すること等を掲げておられるところでございます。以上のことから、大字久米の一部を城ヶ丘四丁目に変更することについて、地方自治法第260条第1項の規定により議決をお願いするものでございます。よろしく御審議の上、御可決を賜りますようお願い申し上げます。 〔経済部長、青木龍一君登壇〕
◎経済部長(青木龍一君) 議案第125号、
市営土地改良事業の変更について提案の御説明を申し上げます。今回提案しております
市営土地改良事業は、平成17年9月議会で議決いただきました熊毛地域の奥堤にあります危険ため池の改修事業につきまして、事業費を変更するにあたり、土地改良法第96条の3第1項の規定により議会の議決を求めるものでございます。 それでは、変更理由につきまして御説明させていただきます。2ページ目をお願いいたします。ため池の堤体掘削で発生する残土につきましては、当初処分場へ運搬し処理することといたしておりましたが、関係機関及び地元関係者との協議の結果、当該ため池の中で処理することとなったため、費用の減額が生じたものでありまして、その結果、事業費が6,800万円から5,700万円に減額となることを見込んでおります。3ページに施行箇所、4ページに平面図を添付しておりますので、御参照いただきますようお願い申し上げます。以上で説明を終わります。よろしく御審議、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 〔建設部長、中村 司君登壇〕
◎建設部長(中村司君) 議案第126号、市営住宅の管理上必要な事項についての訴えを提起することにつきまして御説明申し上げます。これは、地方自治法第96条第1項第12号の規定により、議会の議決事項に定められております。提訴の内容でございますが、市営住宅家賃滞納者等に対して住宅の明け渡しを請求することができると規定している公営住宅法第32条及び周南市営住宅条例第41条に基づき、滞納者のうち、再三再四の滞納指導に応じない者に対して、当該市営住宅の明け渡し、滞納家賃の支払い等を求める訴えを提起するものでございます。提訴の相手方は周南市営西桝住宅3棟202号山本努並びに連帯保証人2名でございます。相手方山本努は、平成8年3月25日に当該住宅に名義人として入居いたしましたが、家賃をたびたび滞納するようになりました。市はそのたびに督促、催告、臨戸訪問等により納付指導をしておりましたが、改善される様子はなく、平成18年10月17日の支払いを最後に、以降支払いがない状態でした。また、連帯保証人に対しても滞納家賃の請求をいたしましたが、いまだ支払いはされておりません。以上のことにより、山本努等に対しまして訴えを提起するものでございます。詳細につきましては、参考資料の記載のとおりでございます。以上で説明を終わります。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 〔水道局次長、重永武千代君登壇〕
◎水道局次長(重永武千代君) 議案第127号、
周南都市水道水質検査センター協議会規約の一部改正について提案の御説明を申し上げます。当協議会は、水道の水質の安全確保を図るため、水質検査に関する事務を共同で管理し執行することを目的として、下松市、光市、周南市の3市でもって、地方自治法第252条の2第1項に基づく協議会として、水道水の安全確保に努めているところでございます。このたびの規約の改正は、事務所の移転に伴うものでございます。現在、協議会の事務所は桜木一丁目にございます大迫田浄水場の管理棟の一部を使用しておりますが、大変手狭なために、新たな検査項目の機器を設置する場所の確保等も困難な状態にございます。より安全で正確な水質検査の事務を遂行いたすために、富田二丁目にあります旧新南陽水道局の庁舎でありました楠本浄水場内に事務所を移転いたすことに伴いまして、規約第5条にあります事務所の所在地を変更いたすものでございます。地方自治法第252条の6の規定に基づきまして、同法第252条の2第3項により議会の議決を求めるものでございます。なお、施行日は平成19年10月1日からでございます。どうかよろしく御審議の上、御決定をいただきますようお願い申し上げます。 続きまして、議案第128号、平成18年度
周南市水道事業会計決算について御説明申し上げます。まず、水道事業におきます業務量の概要から御説明申し上げます。恐れ入りますが、決算書17ページをお開きください。徳山水道事業からでございます。平成19年3月31日現在におきまして、給水人口は8万3,760人、給水戸数は4万2,464戸、年間総配水量は1,152万4,762立方メートル、また、料金収入の対象となります有収水量におきましては1,034万2,446立方メートルでございまして、年間の有収率は89.7%となっております。次の新南陽水道事業では、給水人口は3万477人、給水戸数は1万3,083戸、年間総配水量は595万1,072立方メートル、有収水量512万1,479立方メートルとなりまして、年間の有収率は86.1%でございます。次の夜市戸田湯野水道事業でございます。給水人口は5,660人、給水戸数は2,239戸、年間総配水量は67万5,023立方メートル、年間有収水量におきましては55万4,634立方メートルでありまして、年間の有収率は82.2%となっております。次の徳山簡易水道事業でございますが、大向、須万市、本浦、須々万・長穂の4簡易水道を合わせまして、給水人口は4,385人、給水戸数は1,815戸、年間総配水量は49万5,785立方メートル、料金収入の対象となります有収水量は39万5,994立方メートルとなりまして、年間の有収率は79.9%でございます。最後の新南陽簡易水道事業は、米光地区1カ所の簡易水道でありまして、給水人口は439人、給水戸数は185戸、年間総配水量は6万106立方メートル、また、年間有収水量は5万6,745立方メートルでございまして、有収率は94.4%であります。以上、5事業合わせましての給水人口は12万4,721人となりまして、給水区域内における水道普及率は96.3%となっているところでございます。 それでは、決算書、最初のページにお返りいただきまして、1、2ページでございます。平成18年度周南市水道事業決算報告書につきまして、収益的収入及び支出から御説明申し上げます。まず、収入でございます。第1款徳山水道事業収益の決算額は22億9,722万7,529円。その内訳は、営業収益で21億6,798万715円、当初予算に対しまして4,327万1,285円の減収でございます。これは主に節水の影響などによります給水収益(水道料金)の落ち込みによるものが主な原因でございます。営業外収益は、預金利息、一般会計補助金、雑収益、加入金、協議会収益などでございまして、1億2,924万6,814円、特別利益はございませんでした。次の第2款新南陽水道事業収益の決算額は9億6,656万1,777円、営業収益で9億3,424万1,885円、当初予算に対しまして2,564万2,115円の減収でございます。本事業におきましても、徳山水道事業と同様に、給水収益、すなわち水道料金の落ち込みによるものが主な原因でございます。営業外収益は、預金利息、一般会計補助金、雑収益、加入金などで3,231万9,892円、特別利益はございません。次に、第3款夜市戸田湯野水道事業収益の決算額は1億1,099万7,389円、第4款徳山簡易水道事業収益の決算額は1億8,878万8,863円、第5款新南陽簡易水道事業収益の決算額は5,042万1,578円となりまして、5事業合わせた収益の決算額は36億1,399万7,136円となり、予算額に対しまして5,613万8,864円の減収となりました。 続きまして、支出でございます。第1款徳山水道事業費の決算額は21億869万1,731円でありまして、その内訳は、営業費用が、人件費、動力費、委託料、修繕費等の維持管理費及び減価償却費等で16億4,316万7,347円でございます。営業外費用は、企業債の借入利息、支払消費税及び地方消費税、協議会費用等で4億4,654万426円、特別損失は、水道料金の時効等による不納欠損金及び台風災害に伴います経費等で1,898万3,958円となっているところでございます。次に、第2款新南陽水道事業費用の決算額は9億3,550万6,760円、その内訳は、営業費用が、人件費、動力費、委託料、修繕費等の維持管理費及び減価償却費等で7億2,747万6,447円、営業外費用は、企業債借入金利息、支払消費税及び地方消費税等で2億564万6,682円、特別損失は、水道料金の時効等による不納欠損金及び台風災害に伴います経費等で238万3,631円となっているところでございます。第3款夜市戸田湯野水道事業費用の決算額は1億5,973万3,165円、第4款徳山簡易水道事業費用の決算額は1億8,706万7,653円、第5款新南陽簡易水道事業費用の決算額は5,054万442円となりまして、以上、5事業合わせました支出の決算額は34億4,153万9,751円となりまして、予算に比べまして2億951万2,249円の節減となっているところでございます。 続きまして、3、4ページに移っていただきます。資本的収入及び支出についてでございます。まず、収入でございます。第1款徳山水道事業資本的収入の決算額は5億3,268万1,944円となりまして、その内訳は、企業債の借入金といたしまして4億3,390万円。これは送配水設備・浄水設備等改良事業、また、老朽管更新事業、工業用水共同施設負担金などの財源といたしたものでございます。出資金といたしまして、一般会計より8,849万9,385円の繰り入れをしていただいております。これは、今日までの水源開発事業等に係る借入企業債の償還元金の一部に充当いたすものであります。負担金1,028万2,559円は、消火栓設置工事等に係るものでございます。第2款新南陽水道事業資本的収入の決算額は1億5,252万5,641円となりまして、その内訳は、企業債の借入金といたしまして、送配水設備・浄水設備等改良事業、また、工業用水共同施設負担金などの財源として1億2,340万円。出資金といたしまして、一般会計より2,700万5,000円の繰り入れをしていただいております。この出資金は、徳山水道事業と同様に、水源開発に係る借入企業債の償還元金の一部に充てるものであります。負担金212万641円は、区画整理事業に伴う配水管布設工事及び消火栓新設工事に伴うものでございます。第3款夜市戸田湯野水道事業資本的収入の決算額は1,140万6,340円で、配水設備更新事業の財源といたしまして、企業債1,100万円及び消火栓新設工事に係る負担金40万6,340円でございます。徳山簡易水道事業資本的収入の決算額は2,068万4,898円でございまして、その内訳は、送配水設備・浄水設備等改良事業のための企業債の借入金といたしまして1,900万円及び負担金168万4,898円、これは国道改良工事及び消火栓新設工事に係るものでございます。第5款新南陽簡易水道事業資本的収入の決算額は350万円。これは企業債の借入金のみでありまして、米光簡易水道におきます取水・配水設備改良事業のためのものでございます。以上、5事業合わせた資本的収入の総額は7億2,079万8,823円となるものでございます。 次に、支出でございます。第1款徳山水道事業資本的支出の決算額は13億4,389万4,237円でありまして、建設改良費で4億2,766万596円。その内訳は、浄水設備改良費7,539万6,157円、送配水設備改良費2億6,270万5,805円、工業用水道共同施設の負担金7,416万1,676円などでございます。企業債償還金は、低金利への借換債の償還も含めまして9億1,623万3,641円でございます。第2款新南陽水道事業資本的支出の決算額は5億6,316万4,503円でございまして、建設改良費で9,139万1,373円。その内訳は、浄水設備改良費に835万1,300円、送配水設備改良費に4,981万7,884円、工業用水共同施設負担金2,981万2,517円等でございます。企業債償還金は、徳山水道と同じように、低金利への借換債の償還も含めまして4億7,177万3,130円でございます。第3款夜市戸田湯野水道事業資本的支出の決算額は5,676万1,015円で、建設改良費といたしまして1,409万9,311円。企業債償還金は4,266万1,704円でございます。第4款徳山簡易水道事業資本的支出の決算額は6,745万1,948円でありまして、建設改良費といたしまして2,221万89円。企業債償還金は4,524万1,859円でございます。第5款新南陽簡易水道資本的支出の決算額は1,430万8,739円で、建設改良費といたしまして405万3,783円。企業債償還金は1,025万4,956円でございます。以上、5事業合わせました資本的支出の総額は20億4,558万442円で、翌年度、19年度へ1億4,024万3,726円を繰り越しまして、予算の不用額は1億7,865万832円となるものでございます。なお、繰越額につきましては、去る平成19年第2回
周南市議会定例会において予算繰越計算書として御報告申し上げましたとおりでございます。欄外に記載してございます資本的収入が資本的支出額に対して不足する額13億2,478万1,619円につきましては、損益勘定留保資金、消費税及び地方消費税資本的収支調整額をもって補てんをいたしたものでございます。追って資本的支出の建設改良費につきましては、その工事の実施内容の詳細を13ページから16ページにかけまして、また、企業債の償還状況等につきましては、その明細書を39ページから46ページにかけて記載してございますので、御参照いただきたいと存じます。 次に、財務諸表関係について御説明申し上げます。5ページ、6ページにかけての損益計算書でございます。さきに決算報告書の中で収益的収入及び支出の決算額について御説明申し上げましたところでございますが、ここでは消費税及び地方消費税抜きで徳山水道事業以下5事業を合わせました損益の計算をいたしております。なお、徳山簡易水道並びに新南陽簡易水道事業におきましては、不採算事業でございますので、一般会計よりそれぞれ事業の運営費といたしまして、徳山簡易水道事業に1億972万7,832円、新南陽簡易水道事業に3,982万6,754円を補助金として繰り入れていただき、収支の均衡が保たれているところでございます。6ページ、下から3行目でございます。当年度純利益1億4,934万2,303円が周南市水道事業会計の平成18年度決算におきます純利益でございます。次の行でございます。前年度からの繰越利益剰余金1億3,456万3,936円と合わせまして、最終行であります当年度、18年度未処分利益剰余金は2億8,390万6,239円となるものでございます。なお、損益計算書の収益及び費用の詳細につきましては、決算書23ページから37ページにかけて記載しております収益費用明細書を御参照のほどお願い申し上げます。 次に、7、8ページの剰余金計算書でございます。初めに利益剰余金の部であります。先ほど御説明いたしました損益計算書にて毎年度の営業活動の結果としての純損益の額をどのように処分または処理したかの経過を記載するものでございます。減債積立金は前年度の利益のうち266万8,005円を積み立てまして6,173万6,119円、利益積立金は前年度と変わりなく1,776万334円、建設改良積立金も前年と変わりなく9,669万6,119円、未処分利益剰余金におきましては、前年度繰越利益剰余金に当年度純利益を合算いたしまして2億8,390万6,239円となるものでございます。次の資本剰余金につきまして、国庫補助金、工事負担金ほか建設改良事業の財源といたしまして、営業外活動以外の収入及び資産の除却等により処分した額を記載したものでございます。各項目ごとの年度末残高の合計額が、8ページの中ほどにございます翌年度、19年度に繰り越す額102億9,224万4,268円となるものであります。8ページ、下の段の剰余金処分計算書でございます。18年度におきまして純利益が発生いたしましたため、地方公営企業法第32条第1項の規定に基づき、当年度純利益1億4,934万2,303円のうち、20分の1を下らない額746万7,116円を減債積立金に積み立てて利益を処分し、翌年度へ繰り越す利益剰余金を2億7,643万9,123円といたすものでございます。 次に、9、10ページでございます。平成18年度貸借対照表につきまして御説明申し上げます。これは、18年度末現在の企業の財政状況を明らかにするためのものでございます。平成19年3月31日におきます資産の合計額は、9ページ、資産の部の最下行でございます。297億7,124万8,462円となるものでございます。その内訳は、固定資産が有形固定資産及び無形固定資産で278億5,163万9,696円、流動資産が、現金預金、未収金、貯蔵品、その他流動資産で19億1,960万8,766円でございます。対しまして、負債の合計額は10ページでございます。7億4,850万7,629円。その内訳は、固定負債が退職給与引当金、修繕引当金で2億2,991万8,647円、流動負債が未払金、その他流動負債5億1,858万8,982円であります。また、資本の合計額は290億2,274万833円でございまして、その内訳は、資本金が自己資本金及び借入資本金で182億7,039万7,754円、剰余金が資本剰余金及び利益剰余金で107億5,234万3,079円と相なるものでございます。負債及び資本の合計額は297億7,124万8,462円となりまして、前のページにあります資産合計額に合致いたすものでございます。なお、注釈といたしまして、退職給与引当金及び修繕引当金の取崩額、計上額を記載しております。以上、議案第128号、平成18年度
周南市水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。どうかよろしく御審議の上、御認定を賜りますようお願い申し上げます。 〔健康福祉部長、原田光広君登壇〕
◎健康福祉部長(原田光広君) 議案第129号、平成18年度
周南市病院事業会計決算の認定について御説明申し上げます。新南陽市民病院は、市民に奉仕する医療を基本理念に、周南西部地域の中核医療機関として、また、隣接の介護老人保健施設との連携の中で、医療と福祉が一体となったサービスを提供し、市民の皆様の期待と信頼にこたえることのできる病院を目指し運営いたしております。平成18年度は入院患者数で1日平均121.8人、対前年度比2.6%減、外来患者数で1日平均380.1人、対前年度比0.9%減とともに若干減少しており、また、過去最高の診療報酬の引き下げにより、当年度純損失が8,500万円程度という厳しい運営状況、経営状況となっておりますが、本年度は電子カルテの導入による情報の共有化、一元化、そして看護体制の充実等、良質な医療の提供と経営の効率化、健全化に努めたところでございます。 それでは、決算報告書により御説明をいたします。1ページをお願いいたします。まず、収益的収支における収入でございます。病院事業収益は25億8,902万5,326円で、内訳は、医業収益が23億9,674万5,190円、医療外収益が1億9,228万136円となっております。一方、支出では、病院事業費用は26億7,355万2,927円で、内訳は、医業費用が25億5,346万8,132円、医業外費用が1億1,878万9,156円、特別損失が129万5,639円となっております。 2ページをお願いいたします。資本的収支の収入でございます。資本的収入は6億6,226万4,000円で、内訳は、企業債が4億9,570万円、一般会計負担金が1億6,656万4,000円となっております。一方、資本的支出は7億8,831万9,203円で、内訳は、建設改良費が5億2,966万2,735円、企業債償還金が2億5,865万6,468円となっており、資本的収入額が資本的支出額に不足いたします1億2,605万5,203円は、当年度分消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補てんいたしております。なお、決算報告書の金額は、実際に出納した金額で消費税を含んでおりますが、3ページの損益計算書及び18ページからの収益費用明細書の金額には、経営の実態を正確に示すということで、消費税を除いた金額で記載をいたしております。 3ページをお願いします。損益計算書ですが、医業収益は、入院収益、外来収益及び室料差額や医業相談収益等のその他の医業収益として23億9,241万4,600円を収入。一方、医業費用では、給与費、医療公社に対する指定管理料である交付金等の経費、減価償却費、資産消耗費として24億9,881万3,567円を支出しており、医療収益で1億639万8,967円の損失となっております。また、医業外収益では、病院群輪番制補助金である県補助金、医師、看護師の研究研修に係る他会計補助金、起債利子や重症室、リハビリに係る他会計負担金等で1億9,195万1,766円を収入、医業外費用では、支払利息、控除されない消費税であるその他雑損失等で1億6,978万6,076円を支出しており、医業外収益で2,216万5,690円の収益となっております。2月、3月の診療報酬分の減額分である過年度損益修正損の特別損失129万5,639円を加え、当年度純損失は8,552万8,916円となっております。 4ページをお願いします。剰余金計算書でございます。利益剰余金の部は、前年度未処理損失金4億5,782万1,127円に当年度純損失8,552万8,916円を加えた5億4,335万43円が当年度未処理欠損金となっております。 5ページをお願いいたします。資本剰余金の部です。当該年度の発生高は、その他資本剰余金の1億6,656万4,000円で、資本的収支に係る一般会計の負担金として企業債償還元金の一部を市から繰り入れたものでございます。 7ページをお願いいたします。平成19年3月31日現在の貸借対照表でございます。固定資産として土地、建物、機器備品等で61億1,923万1,258円、流動資産として現金預金、未収金、短期貸付金で17億8,509万2,499円となっており、資産合計で79億5,291万2,972円となっております。なお、流動資産の医業未収金の主なものは、2月、3月の診療報酬で、これは2カ月後に入金されることになっております。また、医業外未収金は、病院群輪番制に係る県補助金など、他会計貸付金は、介護老人保健事業会計に一時貸付をしているものでございます。 8ページをお願いします。負債の部でございます。流動負債の未払金3億8,770万5,006円の内訳は、医業未払金は主に医療公社に支払う交付金、その他未払金は電子カルテ等の3月納入機器の未払分でございます。資本の部です。資本合計は75億6,520万7,966円で、自己資本金、借入資本金等資本金合計は66億7,318万1,309円、資本剰余金、利益剰余金等剰余金合計額は8億9,202万6,657円となっております。事業の内訳等明細につきましては、9ページ以降に決算附属書類として事業報告書、収益費用明細書等を添付しております。9ページは総括事項、議会議決事項、10ページに行政官庁許認可事項、職員に関する事項、11ページに建設改良工事の概要、12ページに月別患者数、13ページに事業収入に係る事項、事業費に係る事項、14ページに資産購入の概要、企業債及び一時借入金、16、17ページに医療公社に関する事項としての費用の内訳と職員数、18ページから20ページに最初に説明いたしました消費税額を除いた収益費用明細書、21ページに固定資産明細書、22ページに企業債明細書を掲載しておりますので、御参照いただきたいと思います。以上で、平成18年度の周南市民病院事業会計の決算に関する説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御認定いただきますようお願い申し上げます。 続きまして、議案第130号、平成18年度
周南市介護老人保健施設事業会計決算の認定について御説明申し上げます。介護老人保健施設ゆめ風車は、平成16年4月の開設以来、隣接する新南陽市民病院との連携を中心に、在宅復帰を目指した取り組みを行ってまいりました。平成18年度の延べ利用者数は、入所者数が1日平均49.3人で、対前年度比5.4人の増加、短期入所者が1日平均6.4人で、対前年度比0.3人の減少、通所リハビリテーションの利用者が1日平均19.1人で、対前年度比6.2人の増加となっております。 それでは、決算報告書により御説明いたします。1ページをお願いいたします。まず、収益的収支における収入ですが、介護老人保健施設事業収益は2億7,782万1,107円で、内訳は、事業収益が2億7,186万9,830円、事業外収益が595万1,277円となっております。一方、支出では、介護老人保健施設事業費用は2億9,912万3,080円で、内訳は、事業費用が2億7,467万1,631円、事業外費用が2,445万1,449円となっております。 2ページをお願いいたします。資本的収支の収入でございます。資本的収入は818万7,533円で、内訳は、一般会計の負担金が816万9,757円、その他収入が1万7,776円となっております。一方、資本的支出は2,123万672円で、建設改良費が305万7,180円、企業債償還金が1,815万5,716円、投資が1万7,776円となっており、資本的収入額が資本的支出額に不足します1,304万3,139円は、当年度分消費税資本的収支調整額及び当年度分損益勘定留保資金で補てんいたしております。なお、決算報告書の金額は実際に出納した金額で消費税を含んでおりますが、3ページの損益計算書及び16ページからの明細書の金額には、経営の実態を正確に示すということで、消費税を除いた金額で記載をいたしております。 3ページをお願いします。損益計算書ですが、事業収益は、入所、短期入所、通所利用者の介護報酬である施設療養費収益と、室料、食材料費の施設利用料収益及び理髪料や電気代等のその他の事業収益として2億7,165万9,964円を収入。一方、事業費用では、給与費、医療公社に対する指定管理料である交付金等の経費、減価償却費として計2億7,075万2,208円を支出しており、事業収益で90万7,756円の利益をなっております。また、事業外収益では、他会計負担金等で599万2,627円の収入、事業外費用で、支払利息、控除されない消費税であるその他雑損失等で2,820万2,461円を支出しており、事業外収支で2,220万9,834円の損失となり、当年度純損失は2,130万2,078円となっております。 4ページをお願いいたします。剰余金計算書でございます。利益剰余金の部は、前年度未処理欠損金1億3,974万6,109円に当年度純損失2,130万2,078円を加えた1億6,104万8,187円が当年度末未処理欠損金となっております。 5ページをお願いいたします。資本剰余金の部ですが、当年度の発生高は、その他資本剰余金の818万7,533円で、資本的収支に係る一般会計の負担金として企業債償還元金を市から繰り入れたものでございます。 7ページをお願いいたします。平成19年3月31日現在の貸借対照表でございます。資産の部ですが、固定資産として、土地、建物、器械備品等で15億9,371万7,464円、流動資産として、預金、事業未収金で7,672万5,221円となっており、資産合計で16億7,044万2,685円となっております。なお、流動資産の事業未収金の主なものは、2月と3月分の介護報酬で、これは2カ月後に入金されることになっております。 8ページをお願いいたします。負債の部でございます。流動負債の一時借入金は病院事業会計からの一時借入、事業未払金は主に医療公社に支払う交付金、未払費用は企業債の償還金、その他未払金は消費税の未払分で、計1億342万7,938円となっております。資本の部ですが、資本金合計で16億5,896万2,550円、剰余金合計でマイナス9,194万7,803円、資本合計は15億6,701万4,747円となっております。 事業の内容、詳細につきましては9ページ以降に決算附属書類として事業報告書、収益費用明細書を添付いたしております。9ページに総括事項、10ページに議会議決事項、行政官庁許認可事項、職員に関する事項、11ページに月別利用者数、12ページに事業収益に関する事項及び事業費に関する事項、13ページに資産購入の概要、企業債及び一時借入金、14、15ページに医療公社に関する事項として費用の内訳と職員数、16、17ページに最初に説明いたしました消費税額を除いた収益費用明細書、18ページに固定資産明細書、19ページに企業債明細書を記載しておりますので、御参照いただきたいと思います。以上で、平成18年度の周南市介護老人保健施設の決算に関する説明を終わらせていただきますが、今後も利用者の増加や介護サービスの向上に努め、経営の安定と今年度の目標達成に向けさらに努力してまいりたいと考えておりますので、よろしく御審議の上、御認定いただきますようお願い申し上げます。──────────────────────────────
○議長(古谷幸男議員) ここで暫時休憩いたします。次の会議は16時25分から再開いたします。 午後 4時12分休憩 ────────────────────────────── 午後 4時25分再開
○議長(古谷幸男議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。──────────────────────────────
○議長(古谷幸男議員) 静粛にお願いします。 お諮りいたします。本日の会議時間は議事の都合により、この際あらかじめ延長したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 御異議なしと認めます。よって、本日の会議時間は延長することに決定いたしました。──────────────────────────────
○議長(古谷幸男議員) これより質疑に入ります。 まず、議案第98号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第98号について質疑を終了いたします。 次に、議案第99号について質疑を行います。質疑はありませんか。
◆31番(小林雄二議員) 24ページ、25ページでありますけども、それぞれ学校建設費の中で屋体の建設事業について調査委託料が出てます。たしか遠石小学校と住吉中学校と菊川中学校というふうに言われましたけども、新市建設計画の中でも屋体建設事業もずっと書いてありました。しかし、どんどんこれがおくれてきているんですね。合併したらできるじゃろうというふうに期待をしとったのが、どんどんおくれてきている。こういった中で、このたび調査委託料が出されたことについてはうれしい限りではありますけども、今後の建設スケジュールですね。これは一体どうなっているのか。たしかこのままいったら3年、4年おくれてくるんじゃないかなと思うんですが、こういった屋体の部分につきましては、子供たちの教育活動についてはもちろんですけども、地域の拠点にもなりますし、防災の拠点でもあります。そういった意味では、早急に建設をしていかんにゃいけんというふうに思うんですが、このスケジュールについてどういうふうに考えておられるのか。その辺がありましたら、よろしくお願いいたします。
◎教育次長(福嶋崇男君) お答えいたします。平成18年度においては鹿野小学校の屋体改築、そして、現在、平成19年度は太華中学校の屋体改築を進めているところでございます。平成20年度につきましては、太華中学校の特別教室等4教室を含む校舎の改築を今現在考えておるところであります。今、小林議員から質疑をいただいておりますけれども、遠石小学校、住中、菊川中学校の屋体等について、このたび耐力度調査をこの補正でお願いしているものですけれども、こうした小中学校の屋体等につきましては、当初の新市建設計画どおりにはなかなか事業は進捗していないのは事実でございますけれども、私どもは、これ耐力度調査によりまして危険改築事業、国の制度の指定認定等を受けながら順次改築を進めていきたいと、そういうふうに思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
◆31番(小林雄二議員) 大綱の質疑しかできないということになってますんで、余り詳しい部分は差し控えたいんですが、いわゆる建設スケジュールですね、それぞれの。大体そうはいっても、今おくれてきているわけです。その中で、基本的には、スケジュール的にはどういうふうに考えているのかぐらいは、やっぱり建設計画の中でうたってあった部分ですから、それはおっしゃってほしいなというふうに思います。 それと、それより以外にいわゆる屋体、学校等につきまして、いわゆる建築するための調査委託が今後どの程度考えられるのか、そのぐらいは大綱質疑でもおっしゃってもいいんじゃないかなというふうに思うんで、よろしくお願いいたします。
◎教育次長(福嶋崇男君) 財政等の状況等もございますので、私どもの方、また内部と協議を進めていかなければきちんとしたお答えはちょっとできないかとも思うんですけども、少なし平成20年度からの学校等の危険改築事業は20年度法が変わりまして、だんだん厳しくなってくるということもありますので、それをにらんでこのたび補正等で耐力度調査をお願いしているのも一因ではございますが、耐力度調査を行いましたら、これを契機に二、三年のうちには建設へと着手したいというふうな思いを持っております。以上です。
◆31番(小林雄二議員) 財政の方ともというお話がありましたんで、財政、総合政策になるんですか、財政当局になるんですか、その辺のお考えについてお聞きをしておきたいと思います。
◎財政部長(磯部恒明君) お答えいたします。学校建設につきましては、現在のところ、中学校とか小学校1校ずつに基本的な建設はしております。財源の関係でそういうふうな形にしておりますけれども、今現在での調査だけ、今耐力度調査等をやっているところが岐山小学校、それと和田中学校についても今のところやっております。それがありますので、その後、どういうふうな形で今から建設に向けてやっていくかというのは、また企画の方でつくります実施計画、そういうふうな中で財源等の調整を図る中で進めていきたいと考えております。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。
◆5番(炭村信義議員) 1点だけお伺いをしたいと思います。この99号、一般会計の補正の中で、19ページ、農地費で奥堤ため池整備事業費が701万4,000円ほど増額をされておりますが、議案の125号でこれ契約のこの減額になっておりますが、これは同じところなのか、全く違うところなのか、その辺と関連があるのかないのかということを少し教えていただけたらと思います。
◎経済部長(青木龍一君) お答えいたします。今回お願いしております補正につきましては、議案の125号でお示ししております奥堤のため池と関連がもちろんございまして、当初125号でも申し上げましたように、事業費が6,800万円でございました。この6,800万円が実はこの今年度の初めの見込みでは5,000万円に減額すると。1,800万円ほど減額するということで見込んでおりました。その理由といたしましては、先ほど125号のときに申し上げましたように、ため池の堤体掘削で発生する残土につきまして、当初は処分場へ運搬し処理することといたしておりましたけれども、当該ため池の中で処分できることに関係者と協議の上なりましたために、5,000万円に減額をする予定になったわけでございますけれども、実は、工事の中で逆にため池の底が軟弱で湧水であるために、支持力を保つ必要が生じたための捨て石等を入れなければいけないことになったことと、入れる土につきまして、土に含まれる水分が高いために乾燥させるという処理が生じましたので、その経費として逆に約700万円増額になりましたので、今回この補正でお願いするものでございます。したがいまして、当初6,800万円であったものが、5,000万円に減額一たんする見込みでございましたが、今回約700万円増額させていただいて、最終的には5,700万円で土地改良事業を終えたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。
◆22番(米沢痴達議員) 歳出の方で21ページですけれども、商工振興費でございます。ジェトロ外国訪問団参加者負担金でございますけれども、説明があったかと思いますが、もう一回ちょっと説明がいただきたいんですが。なぜベトナムなのかということ。このたびのこの訪問でどんな経済交流というものを見込んでいらっしゃるのか。どういう分野において本市のこの貿易振興が図れると考えておられるのか。その辺をお尋ねをしたいと思います。
◎経済部長(青木龍一君) お答えいたします。今回補正に計上させていただきましたのは、この7月にベトナムのダナン市の方から本市の方に、市長の方に訪問されまして、本市との経済交流等を図ることができないかというお話を、協議をさせていただきました。その後、ジェトロの方から11月にベトナムのこのダナン市とハノイ市へのビジネスミッションが開催されるという情報提供がされましたので、この機会を活用して本市とベトナム、特にダナン市等とどういう分野で交流等が可能なのか、情報収集の調査を行うために今回計上させていただいております。 今後のこのベトナムとのどういった経済交流が可能なのかということにつきましては、ベトナムというところのいわゆるビジネスチャンスというものがどういったものがあるのか。特に周南市のメリットとしてどういうものがあるのかということを中心に、私どもは第2次産業だけでなく、第1産業も含めまして、貿易、輸出入、あるいは企業の進出等、いろんな意味で本市内の企業の成長が促され、新たな雇用の創出等が図られるようなことができるものかどうかということを、今回この調査団に参加して調査していきたいというふうに考えております。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。
◆1番(中村富美子議員) 15ページの行政財産管理で市長公舎の改修に1,800万円の補正なんですけれども、御承知のように、今、県の知事公舎は、もうこれはもちろん廃止されてますし、県内でも市長公舎というのは多分ないというふうに思うんです。今回こういうふうに提案されてますけれど、公邸部分はどういうふうに利用されるのか、どうして必要なのかということお聞きしたいんですが。提案説明の中ではただ利用するというふうにおっしゃいましたけども、では具体的にどういう利用方法にされようとしていらっしゃるのかお尋ねいたします。
◎総務部長(宮川八州志君) お答えいたします。今回こうした改修工事補正いたしましたのは、県内で唯一残る市長公舎でございますけども、市長の宿舎として、あるいは公邸部分を市の業務として活用したいと。現在ある建物が歴史的ないわれのある建物でございます。それから、今回私どもも改めて認識をしたわけでございますけども、建築学的にも価値が高いという判定もいただきましたので、それを保存する形、活用しながら保存していくということを一つ考えております。活用の方法といたしまして、公舎というのは、市長公室、市長室の延長ということでございますので、市長の執務に活用するということで、一つは建築の価値ということもございますので、建築を学ぶ学生たちの建築学の教材にするとか、あるいは市民の方に開放して大正時代の建築のすばらしさを見ていただくとかいうことがございますけども、その中身につきましては、市長がさまざまな団体の方ともいろいろ懇談を深めるということの用途に主には使わせていただきたいというふうに思っています。
◆1番(中村富美子議員) もう一点、別の問題です。私邸部分、住居部分がございますが、ここはこれまで前市長がお使いになってらしたわけですね、5月何日かまでは。今回改修をしたいということなんですけれども、以前の市長が住まわれていたのに、そのままでは住まわれないのかなという単純な思いなんですけども、どうしても手を加えなければいけないということになった理由。そうはいいましても、市民の皆さんにはいろいろ御負担かけてますので、できれば市長も辛抱されて、あのままでいいやというふうにおっしゃるのかなと思ったんですけれど、改修をしたいということなんですけれども、改修が必要となった理由ということをお聞きしたいと思います。
◎総務部長(宮川八州志君) お答えいたします。今回公邸部分を活用したいということで、一体的に、これは大正15年の建物でございまして、80年経過しております。これまでほとんど手を入れておりません。非常に老朽化も進んでおります。入居者が変わった場合にはふすまとか畳とかは全部入れかえるということにいたしておりますけれども、今回その一環として、屋根の部分、特に、それから外観の部分、これまで補修しておりませんので、この公邸部分の改修とあわせてさせていただくということが大きな要因でございます。 それと、市長の方から畳をやりかえてフローリングにできないかとか、それから、古い食器棚があるんだけども、これは撤去できないかというような話もございましたけれども、大正時代の建築の趣を残すということで、フローリングはこらえてくれと。それから、食器棚についても、高専の先生から、これは非常に珍しい、古い、いいものだからということで、それも置いておいてくれというふうにお願いをしたところでございます。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。
◆23番(形岡瑛議員) 歴史的価値があると、今の公舎の問題ですが、いう点が、私、見に行きましたけど、ちょっと腑に落ちない点があるんです。確かに建築は大正期のもので間違いないですけども、外壁の材質、それから内部の扉等の材質、それから、庭に面した和建築の南面の戸が既にアルミサッシになっているでしょ。ほかの窓もアルミサッシになっておりまして、洋館の部分の窓は木のままですけども。これがどの程度の建築史的な価値なのか。ただ、建築史的な価値があると言われたというふうだけではわからないんです。これはやっぱりこれだけの保存するというからには、それなりの建築史の専門家の鑑定結果がないと、私はちょっと、これは1,000万円近くかけて保存すべきものだというふうに思えないんです。その点はどうなんですか。
◎総務部長(宮川八州志君) お答えいたします。今回建物の価値等につきまして、改めて徳山高専の建築の先生、教授でございますけれども、鑑定といいますか、見ていただきました。ここにその意見書がございますので、御紹介をさせていただきたいと思います。「和洋折衷の非常に珍しい建物ということはもとよりでございますけれども、洋風意匠の応接室と和風の居室部分をあわせ持つ和洋折衷住宅である市長公舎は、大正時代に建設されたいわゆる文化住宅で、当時の典型的な建物であり、ある時代を象徴している歴史的建造物ということができる。洋館部分の意匠は大変かわいらしく、南側廊下の長い丸太をそのまま使用したけたなどは、現在においては大変貴重なものである。また、台所のつくりつけの食器棚は、大正モダンの雰囲気を漂わせているなど、建物自体も建築的に価値が高いと考える。さらに、海軍燃料廠の建物としては、全国で唯一残るものではないか。以上のことから、きちんと後世に残していくべき建物であると考える。教科書に載せてもいいほどの建物だ」というようなコメントといいますか、判定をいただいております。 それから、御指摘のありました、現在アルミサッシに変わっている部分がありますけども、今回の補正によりまして昔の趣を取り戻すということで、カラーサッシというような外観を整えるということにいたしております。
◆23番(形岡瑛議員) 私はその鑑定にちょっと不満があるんですね。ぜひもうちょっと全国的な視野で、広い専門家の、建築史の鑑定をぜひやるべきではないかという意見を持っています。それやっていただけるかどうかということと。 それからアルミサッシ、山口県のいろいろ歴史建造物あります。毛利邸とか、それから、下関の南部の郵便局とか。見るとちょっとロマンを感じるようなところがあるんですよ。徳山焼けましたから、ほとんど建物が。非常に貴重な建物なんですが、やっぱりそれほどの大きさといい、何といい、ちょっと期待に反するような印象もあるんです。これは印象だからなんです。 それから、アルミサッシは、普通ああいう建物はもうすべて木製で保存されてずっと来ているんですよ。既にアルミサッシが白いのをカラーにしたからちゅうようなことじゃないんですよ、歴史的建造物というのは。それを総合的に歴史建造物にふさわしいものに改修するに、やっぱりどれほどのお金が要るのかということもあるんで、私はそれだけの意見書では納得できないんです。本当にもっと全国的な視野で建築史的に詳しい専門家の意見を求めたいと思います。いかがですか。
◎総務部長(宮川八州志君) 今回、この建物につきましては、徳山高専の先生、教授の方、準教授の方、お二人で調べていただきました。それと合わせまして、山口県建築士会、それから山口県教育委員会、これらも現地を見られて調べておられます。これによりますと、周南市内にある江戸後期以降の建物、これが約50件ほどリストアップされておるんですけども、このうち市長公舎のように洋館部分をあわせ持つ和洋折衷方式の建造物は市長公舎が唯一であるというふうにされております。県の文化財課によりますと、指定文化財にするというにはちょっと期間もかかるし、困難ではないかということではありますけども、登録文化財になるには十分な建物だという評価もいただいておりますので、文化財としてということではなくて、文化的価値の高い建物として活用しながら保存していくということに考えております。
◆11番(藤井直子議員) 私も視察に行きまして、この建物を見ました。それで、今回の改修工事の中には天井の補修とか、床の張りかえとか、建物の基本的なところの改修があります。それで、その天井だとか床だとかをはいだときに一体どうなっているのかというような思いを持ちました。老朽化が進んでいると思います。一たん改修に手をつけたら、どこまで追加の工事が要るだろうかというふうに思いましたが、市長はあの建物を見てそうは思われませんでしたでしょうか。
◎市長(島津幸男君) 私最初見たときは、最低限で、本当に塗るだけで、はっきり言うと壁のはがれたのを塗るだけだと思ったんですけども、見させていただきますと、畳、それから台所のところの床が実は抜けている。含めておっしゃるように、かなり基本的なところがまずいんですね。だから、それは全部直すと、ある人によると2億円かかるという話もありましたんで、おっしゃるとおりだと思いますけど、ただ、ぎりぎりのところでいい良材というんですか、はりなんかなかなかいいものが使ってあるんで、それは十分使えるということで、ぎりぎりのところで今回の費用で、これから半永久的とは申し上げませんが、当分の間は補修は必要ないというところでお願いできるということでございます。 なお、参考に申し上げますと、私邸部分は従来の3分の2まで少なくしてあります。公邸部分を広くしました。それから、事務局が非常に厳しくて、冷暖房私邸部分は一切なしと。自分で買ってやりなさいということで、その辺はきっちりとプライベートなところと公的にオープンにするところは分けさせていただいたと。またこれは事務レベルからの厳しい指導もございまして、私も十分理解した上で今回判断したものでございます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。
◆3番(長谷川和美議員) 担当委員会ですので、市長にお考えをちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(古谷幸男議員) 予算特別委員会につきましては、大綱質疑となっております。
◆3番(長谷川和美議員) ああそうです、はい。一応ちょっと基本的なお考えをお伺いいたしたいと思います。25ページの先ほどの中学校の屋体建設の事業のことでございますけれども、先般、新聞紙上でも教育基本法の改正に伴いまして、中学校でのいわゆる武道を勧めていくという。つまり学習指導要領の改訂を素案として中教審上げております。その中で、中学校1、2年生については武道を奨励すると。それは必修とするという形になっております。そういう形で、素案ですね、これはまだ。まだ素案の段階ですけれども、そういった中で、これからの今この周南市は山口県でも格技場、つまり武道に関する、つまり剣道の練習場とか、それから柔道の練習会場が非常に整備全くされてない。特に中学校についてはないので、珍しいというふうに言う方たちがいます。そういう中で、この屋体の建設事業費の調査委託料ですが、これからの、今から体育館をつくっていこうとか、そういう考えの中にありますけれども、こういった国の動きと、今地方でこれから建てかえていく、そういう中での文部科学省のその学習指導要領に沿った体育館と。そういうことの可能性というのはこれから当然出てくるんじゃないかと思うんです。その辺の市長のお考えを、先般一般質問でも武道館建てたいという、建てようというような意欲をお示しになりましたので、そういった中で、中学校の屋体に対して、一応考え方として、そういった指導要領に基づいたものが提供できるかどうかというところなので、新しくつくるとしたら、その辺のところです。どういう感じなのか、お考えを伺っておきたいと思います。お願いします。
◎市長(島津幸男君) 武道館と中学校の例えば体育館、ちょっと趣が違うかわからないんですね。ただ、いずれにしろ、武道、スポーツも含めて大切なものであるという理解を十分しております。ただ、武道館の方に関していえば、これは中学校、小学校に限らず、本当に3歳ぐらいからお亡くなりになるまで健康な人生ということで、特にこの地はおっしゃるように、武道が非常に盛んなところです。現在のところは国際級の指導者がたくさんいらっしゃいます。この時期をとらえて、ぜひとも下関とか萩ではなくて、この地でそういう礎をつくりたいという強い気持ちを、また地元の先輩方もたくさんお持ちですので、そういう気持ちはいまだに思っております。ただ予算的なものもございますから、全体の中で考えていきたいと。 もう一つは、学校の講堂、いわゆる体育館の関係だと思いますが、これは御存じのように耐震関係で、非常に山口県、特に周南は学校の耐震に対する対策がおくれていると。調べましたら、地震の本当に頻度は少ないんですけども、活断層がしっかりこの山側にも来ているという事実もございますし、この辺も含めながら、できるだけ早く、体育館に限らず、校舎全体の耐震化並びに老朽化に対する対策を考えなきゃいけないんですけども。 もう一つ、これも厳しい話なんですけども、高校は県ですけども、小中学校についての全体的な再編の話もなきにしもあらずなんです。私は基本的には須金とか大津島を含めて何とか頑張ってもらいたいと。5人、6人でもいいから頑張ってもらいたいという強い気持ちは持っておりますけども、そういう最終的なそういう段階になったときのことも、中長期的には考えながら、この際いい意味での改築作業を進めなきゃいけない。そういう戦略もまた坂本教育長等と相談しながら、また皆さんの御意見を伺いながら早目に建てていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。以上です。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。
◆25番(兼重元議員) 市長公舎の件ですけど、市長ね、念願かなってやれやれだとお思いでしょうけども、周南再生、まさにシンボル的な一つのテーマじゃなかろうかと。大正末期の歴史的な建物ということですから、これを再生する。もちろん失われたところも結構あるから、それなりに手を入れて再生するんだということになりましょうけども、6月の時点で議会から申し入れをしておりますが、いわばいわくつきのテーマであります。ですから、これについては、まことに恥ずかしながら、私は新聞を見て知りました。この今回の予算書の中でこういうテーマがあるというのが。そのあたりで、6月時点からどういう考え方のもとに今回この市長公舎をみずからの住まいにしようとされたのか、あるいは市民にしっかり使っていただこうとする公舎として位置づけをしようとされたのか。そのあたりの経緯をしっかりちょっと話してもらえませんかね。
◎副市長(住田宗士君) お答えいたします。先ほどからも若干出ておりますが、最初につきましては、できるだけ早くというふうな中で入居をいたしたいということでごさいました。しかしながら、ああいう状況になりまして、入居までに若干の時間ができたということの中で、やはり長年使いまして大きな手は入れておりませんでしたので、この際ということで、若干の手を加えようということで検討してまいりました。それに合わせて、やはり先ほどの話にありますように、歴史的なものも含めて調査いたしましたら、大正時代のそういうふうな歴史的な建造物であるというふうな意見もいただきましたので、その辺を全体的にトータルに改修していこうということの中で、この提案に至ったということであります。
◆25番(兼重元議員) 私はその辺について理解をしないわけではありませんが、さっきも言いましたけど、新聞見て知ったというようなことなんですよ。要するに2カ月までの経緯、その間にどういうふうにやっぱりそれなりの誠意があってもよろしかろうということですよ。もっとスマートにやってくださいよ、この点については。そして、私の叔母の家も叔父の家でも、もう100年以上経ってますよ。極めて歴史的な価値あるんじゃないかなと思っておりますが。いわばずっと昔から言われておるぼろ屋の造作。これ切りがないんですよ。ですから、歴史的な価値がある。国のお墨つきでもってこの地域住宅交付金というのがいただけるのだったら、それなりの判断になったんでしょうね。しかし、先ほど市長が言われたように、再生、新築当時の建物に戻す。これは基本でしょうね。歴史的な価値を言うんなら。ということになると、今2億円ぐらいという話も出ましたが、一体この市長公舎を周南市の歴史的な価値のあるシンボルなりとするにはという方向ですよ。ただ市長が住みたいから、とにかく早く入らせてちょうだいというようなことで予備費を使ってやろうとした。いや、今度は、またやっぱり入りたいからこういう手続を踏んでいったというようなことは、ずっと私たちは見えないままでいきなりぽんと出たと、こういうことでありますが。しかし、やっぱり歴史的な価値というてそこまでおっしゃるなら、将来にわたって歴史的な価値をきちんと確保できるような建物、施設にすべきだという考え方持っておられますか。ついやっつけ仕事でもって、とにかく入ればいいんだ、人がかわれば今度はそれこそ手ぶられてしまうようなことでは困るんですよ。その辺のところはきちんと市民と執行部と我々議会も、市民もきちんと共通の認識を持たにゃいかん。私はそれが大事なことだと思っているんですよね。周南市にはこれだけの歴史的な価値のある建物があるんだよということですよ。そこまできちんと練り上げて私はやるべきだろうと。歴史的な価値があると言うから、そういうことになるんですよ。市長、お答えください。
◎副市長(住田宗士君) 内容につきましての説明でございますが、一応十分だったかと言われれば、私も反省するところはあるかもわかりませんが、改修工事における主な内容ということで、図面等をお配りはしておるというふうに理解しておるところでございます。 それと、歴史的価値の問題が出ましたが、今ああいう形で住宅整備の交付金をいただいてやるということでございますから、これも先ほどの話にありますが、永久にずっと未来永劫ということにはならないかもわかりませんが、やはり当面の間、そういうものをきちんと公舎として使いながら、やはりそういうふうな歴史的なものをシンボルとして保存していくということはやっていきたいというふうに思います。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第99号について質疑を終了いたします。 次に、議案第100号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第100号について質疑を終了いたします。 次に、議案第101号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第101号について質疑を終了いたします。 次に、議案第102号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第102号について質疑を終了いたします。 次に、議案第103号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第103号について質疑を終了いたします。 次に、議案第104号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第104号について質疑を終了いたします。 次に、議案第105号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第105号について質疑を終了いたします。 次に、議案第106号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第106号について質疑を終了いたします。 次に、議案第107号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第107号について質疑を終了いたします。 次に、議案第108号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第108号について質疑を終了いたします。 次に、議案第109号について質疑を行います。質疑はありませんか。
◆1番(中村富美子議員) 不動産の売り払いですけれども、当初予算では1区画を予定していたのが、結果的には4区画全部売れたということですが、これはなかなかこれまで土地が売れないということで、頭の痛いとこだったんですが、どうして売れたのか。値段を下げたとか、何かそういういろいろな問題があるんじゃないかと思うんですが、その売れた理由をお聞きしたいのと、あと何区画残っているのか。
○議長(古谷幸男議員) 中村富美子議員に申し上げます。大綱質疑であります。予算委員会で聞けることは、十分予算委員会で聞いていただきたいと思います。今回について許可いたします。
◎都市開発部長(平田定信君) お答えいたします。残りの区画数でございますけれども、5宅地残っております。面積的には約2,590平米当たり残っております。それと、最初の御質問でございますが、売れた理由でございますが、いろんなPR活動等、ホームページに載すなり、職員の努力もありますけれども、少し土地の需要が戻ってきたかなというふうな感じもいたしております。以上でございます。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第109号について質疑を終了いたします。 次に、議案第110号について質疑を行います。質疑はありませんか。──炭村議員、何かありますか。
◆4番(伴凱友議員) 110号なんですが、これは戸籍法で今抄本、謄本のほかに磁気ディスクから証明書を発行したのを許すようにしたのオーケーにしたんだと思うんですが、この磁気ディスクという、記憶媒体今たくさんあるんですが、これ限定されてますよね。何か意図があるんでしょうか。
◎環境生活部長(峯重博君) お答えいたします。これは、戸籍法の中で磁気ディスクをもって調製された戸籍というふうになっておりまして、この磁気ディスクというのは、樹脂製の薄い円盤、これをディスクといいまして、このディスクに磁性体を塗った媒体であるというふうなものでございます。別に指定したというわけではございません。
◆4番(伴凱友議員) 私がお聞きしているのは、磁気ディスクのほかにもほかの媒体ですね。フラッシュメモリだとか、今ROMでもいいですし、光ディスクでもいいですし。そういうもんから出しても当然問題ないと思われるので、この条例だったら、例えばディスク等とするとか、そういう方がいいんじゃないかと感じたんで質問したんですが。
◎環境生活部長(峯重博君) お答えいたします。これは、戸籍法の方で、先ほど申しましたように、磁気ディスクをもってというふうに書いてございますので、そのようにしております。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第110号について質疑を終了いたします。 次に、議案第111号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第111号について質疑を終了いたします。 次に、議案第112号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第112号について質疑を終了いたします。 次に、議案第113号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第113号について質疑を終了いたします。 次に、議案第114号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第114号について質疑を終了いたします。 次に、議案第115号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第115号について質疑を終了いたします。 次に、議案第116号について質疑を行います。質疑はありませんか。
◆3番(長谷川和美議員) 市営住宅の件で、今回建てかえということで、B棟の建設主体工事が上がっております。今、A棟のときもたしか質問させていただいたかと思うんですが、これ3階建てでありまして、エレベーターとかそういうものはついていない。それで、今高齢化率こう上がっていく中で、今まで住んでいた人が多分優先的にここに入っていくのではないかなというふうに思うんですけれども。そういう中で、この3階とされた理由を以前お伺いをいたしました。3階が適当だと思う。余り高いと景観的に問題があるというふうなお答えをいただきました。 しかしながら、もっと機能的に、これからの高齢化に向かっての市営住宅のあり方なんですけれども、これはどこにもエレベーターが存在しない。そういうちょっと私の図面の見方が違うのかも知れませんが、そこのちょっとお考えを。市営住宅を建てるということに対して、今までは4階、5階をつくっていた。今から3階にずっとなっていく。そこのところのお考えを、済みません、もう一度お聞かせいただけないでしょうか。
◎建設部長(中村司君) まず最初、1点目のエレベーターでございますけれども、前年度といいますか、16年度からつくっておりますA棟につきましてのエレベーターを設置しておりますが、これはB棟を接続しておりますので、今回につきましてはエレベーターございません。したがいまして、前年つくりましたA棟と連絡中に一体としてのエレベーター1基分だと思います。 それと、今後につきまして、今回3階建てというのは景観上の問題、あそこ住居地域等でございますので、そこら一体の景観等も配慮しての3階になりましたけども、場所によりましては、若干4階、5階ということも視野に入れなきゃいけないかと思っとります。 したがいまして、どちらにいたしましても、エレベーターにつきましては、これから高齢化等にございますので、部屋のフローリング等の関係もございますが、これは十分配慮しながらエレベーターについては、例えば3階だったとしても、今後ともエレベーターはつけたいと思ってます。
◆3番(長谷川和美議員) 今のお答えの中、ちょっともう一遍確認をさせていただきます。A棟にはエレベーターが1基あるんですかね。それをB棟を建てたときに、今回はつけていないけれども、A棟とB棟で1基のエレベーターを利用してくださいという意味なんでしょうか。そして、これからも一応3階建てでもエレベーターをつける方向で市営住宅は考えていくというふうなお答えをいただいたと思います。その点と、それから、5階建ての可能性があるというのは、それはそこはちょっとよくわからなかったんです。その点、3点お聞きします。
◎建設部長(中村司君) ちょっと若干説明いたしますと、A棟とB棟は、要するにかぎ括弧の状態になりますので、コーナー部分に一応エレベーターを設置させていただいております。それで、21戸ですから、全体で42戸ですから、1階の方はエレベーター使われないだろうという関係の中には、かなりの件数につきましては1つのエレベーターで十分だと思っています。 それと、今後、今の4階、5階という言葉使わさせてもらいましたけども、今後の例えば建てかえの部分につきましては、かなりスペースの狭いところ、または新たに土地を求めなければいけないところ、そういうこともありまして、例えば土地の有効利用とも、トータル的に考えなければいけない部分がございますので、そういうこともあり得るだろうと。そういうことも視野に入れながら検討しなきゃいけないかなという気持ちでございます。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第116号について質疑を終了いたします。 次に、議案第117号について質疑を行います。質疑はありませんか。
◆6番(高松勇雄議員) 工事請負契約の件なんですが、予定価格は1億7,955万円と。落札、契約金額1億2,810万円で、差が5,100万円からあるんですよ。この予定価格の積算というのは、どういう根拠でだれがやったのかというのをちょっとお聞かせください。
◎下水道部長(片山正美君) 予定価格の算定といいますか、算出でございますけれども、基本には工事の改算の設計につきましては、県の設計標準単価及び県の下水道用標準歩掛かりによって算定をしております。しかし、この中には機器に関する、機具費ですね。機械費に関する設計がございません。したがって、これを扱っている機器メーカー、この分については9社から見積もりを徴収をさせていただきました。その9社から見積もりを徴収させていただいて、その内容を精査の上、設計価格として求めたものでございます。御参考までにこの価格をもとにして、先ほど説明申し上げましたように、国庫補助事業ということで採択をしてもらっておりますので、事前に国、県と協議をし、了解を得たものでございますので、そういう流れの中でこの価格を設定させていただいたという中身でございます。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。
◆5番(炭村信義議員) 議案第117号、工事請負契約ですが、これは低価格ということで協議をされたという報告がありました。これで協議をされて、こういう低い金額になったその理由。何か大きな理由があって協議をされてわかったんだろうというふうに思いますので、もし公表できるもんであれば、低くなった理由を教えていただきたい。
◎財政部長(磯部恒明君) お答えいたします。今回の工事ですが、基本的には工事内容は沈砂池の機械器具の製作と据えつけ工事でございます。製作費と配管等の材料費等で工事費の約90%、据えつけ工事で10%がこの工事費の内訳になります。提示された工事内訳書を確認したところ、機具費、防じん機とかし渣機器の製作費ですが、設計金額より約3,300万円ほど安価と。設計金額の67%で計上してあります。そして、間接の工事費と、共通仮設費とか現場管理費、据えつけ間接費、設計技術書、一般管理費等でございますが、これは自社の必要経費分でございますけれども、これについては設計金額より1,600万円の安価と、設計金額の77%で計上されていると。契約者でありますクボタ環境サービス株式会社は、据えつけ工事以外の機器の製作、これは大阪の方でやってらっしゃるんですが、とか間接工事等をすべてクボタグループの会社で製作施工をするということ、それともう一つ、この会社として必要最低限度の製作費と工事費を計上されているということでございます。 私どもは、低価格になりましたので低価格の調査をしたわけでございますが、この中で今回の工事はクボタ環境サービス株式会社として得意な分野での工事ということ、もう一つは、周南市において機械器具設置工事の実績をつくりたいという考えがあったんだろうというように推察をしております。そして、クボタ環境サービスとして最低の経費を計上しておられるということで、配付された設計図書の内容も自社で再確認をされ工事内訳書を作成されていることから、設計図書を熟知して見積もりを行っておられますし、見積もり内容も間違いなく設計図書どおりの施工ができると考えるため、落札者としているところでございます。
◆5番(炭村信義議員) 今の説明であれば、今回落札されたクボタ環境サービスが得意の分野であるとか、あるいは、周南市に進出したいとか、いろいろ希望があったんだろうと思います。そこで、入札された金額、5社ということなんで、低い方から順番に教えていただけたらと思います。
◎財政部長(磯部恒明君) 低い方から申し上げます。1億2,200万円が一番低い、2番目が1億2,700万円──失礼いたしました。税抜き価格でございますが、1番が1億2,200万円、2番目が1億2,700万円、3番目が1億3,300万円、4番目が1億3,500万972円、5番目が1億4,900万円でございます。
◆5番(炭村信義議員) ちょっと確認させていただきますが、これ全社予定価格より相当低い。これで、今説明されたクボタ環境サービスが得意な分野でどうでもこの周南市にという、これが読み取れるんでしょうか。 そう読み取られたということなんで、そのあたりで、これ1番と2番、400万円、500万円違うわけですね。そのあたりでその辺の読みというのは、低価格なんで話をされた結果だろうと思いますので、その辺も少し教えていただきたい。
◎財政部長(磯部恒明君) これは、確かに他の業者が公募に応募しなかったというのが一つあると思います。周南市に、入札参加資格の機械器具設置工事の登録を有する者のうち、大手の業者さんがいらっしゃるわけですが、指名停止を受けている業者が8社あったということ。この指名停止期間が終わってないということで応募できなかったというのが一つあると思います。そういう中で、新規参入をしたいという面も一つあったんじゃないかと、そういうな形でもって価格にそういうふうな、低価格での応募といいますか、そういうことがあったのじゃないかと我々は考えております。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第117号について質疑を終了いたします。 次に、議案第118号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第118号について質疑を終了いたします。 次に、議案第119号について質疑を行います。質疑はありませんか。
◆16番(友田秀明議員) これ得点板なんですけど、1つだけ。4社ですね、ムラシゲスポーツ、ケイスポーツ、スポーツショップタカオと、いわゆるこのモルテン社製と。発注ていうのは、入札されるときこのモルテン社製ていうのの、何て言いますか──これをもう、この器械が決まって入札の公募されたのか。それとも、各、ほかの3社についてはそれぞれが独自の物を持ってこられたのか、それだけをお教えください。
◎教育長(坂本昌穗君) この得点板につきましては、モルテン社製の物しか周南市の体育館等で使う物としては製品がないようでございます。よろしいでしょうか。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第119号について質疑を終了いたします。 次に、議案第120号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第120号について質疑を終了いたします。 次に、議案第121号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第121号について質疑を終了いたします。 次に、議案第122号及び第123号について一括質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第122号及び第123号について質疑を終了いたします。 次に、議案第124号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第124号について質疑を終了いたします。 次に、議案第125号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第125号について質疑を終了いたします。 次に、議案第126号について質疑を行います。質疑はありませんか。
◆6番(高松勇雄議員) 済いません。126号訴えの提起をすることについてなんですが、支払われてないというのがこれを見たらわかるんですけども、山本さんの経済状況というのはどういう──働いておられるのかそれとも働けない状態なのか、それによってまたそれ対処の仕方が違うんじゃないかと思うんですけども、その辺の説明はなかったと思うんですがよろしくお願いします。
◎建設部長(中村司君) お答えいたします。この方につきましては、月所得で20万円、高額所得の方に入っております。
○議長(古谷幸男議員) 今のは挙手ですか。(発言する者あり)ほかに質疑はありませんか。
◆3番(長谷川和美議員) これは、経緯につきまして18年10月17日の支払いを最後に家賃を払わなくなったというふうに記載されております。これを、この表の、右側の表を見せていただきますと、17年のだから11月からもうお支払いになっていないということで、それまで間を置いておかれて少しずつ入れられたのかと思うんですけど、これ前も私家賃の滞納で申し上げたんですが、もう既に18年の10月、逆算しますと32万5,000円の滞納があってるように逆算しますと思います。18年10月17日の支払いを最後にと言いながら。これ32万円も、例えば連帯保証人の問題なんですが、連帯保証人の保護という感覚で物を言わせていただきますと、30万円以上になって初めてそういった立ち退きとかそういう形にしたのでは、連帯保証人になる人がなかなか負担が大きいというこということを前申し上げたと思いますが、この辺の滞納に対するガイドラインですね。つまり、10万円を出たところでもう連帯保証人もきちっと連絡するとか何かそういう1つの枠を決めなけりゃいけないんじゃないかということで申し上げたことがあると思うんですが、今またこれが同じように上がってきていますが、その辺のところの市の対応ですね、どういうことになっているのか現在。滞納状況で出てくれというのはわかるんですけれども、そのガイドラインをつくったのかつくらないのか、それはどうなんですかね。
◎建設部長(中村司君) まず、保証人の方の連絡でございますけれども、これは4カ月過ぎた段階で現段階では連絡をしております。したがいまして、滞納の傾向が出ましたので保証人の方に注意を促してくださいと、そういう確保について協力を願えませんでしょうかということの中にありますので、たしか12カ月の30万円て一応基準持ってます。それで、保証人の方につきましては、先ほど申しましたように4カ月ぐらいからもう保証人の方の方に連絡しております。
◆3番(長谷川和美議員) 滞納して4カ月で、もう既に連帯保証人には連絡をされているわけですね。(「はい」と呼ぶ者あり)されているんですね。そうして、そのそういうことであれば、それが今この時点におきまして、どうなんでしょうか19年の今現在7月で立ち退きということなんで、その間全然支払わないということになるわけなんですけど、それに対しての何かこう市としての方策ですね、何かその、それはもうそれ以外方法がないていうのか。何かこう、規定といいますかそれがあればもう少し連帯保証人の保護が可能ではないかというふうに思うんですが、その点につきまして、4カ月前から言ってるからそれでいいじゃないかという問題なのかどうかその辺がちょっとわからないんですが。それを毎回こういうのが出てくるとともにいつも申し上げてるんですが、それについてどうですかね。市として何かこう、連帯保証人になり手がなくなるんじゃないかと思うんですね、こういうふうに60万円近くも上がると。その辺がこれからのこう方向として、立ち退き命令がもう少し早く出るとか、何かその辺の取り決めていうか考え方の中に何かあればおっしゃっていただきたいと思います。
◎建設部長(中村司君) 滞納の方には、私どももこれは、先ほど申しましたように臨戸訪問とか個別にいろいろとお願いて言いますか指導て言いますか、そういう格好につきましてはもう先ほど申します30万円、もしくは12カ月以後につきましては随時行っております。その中に、当然家庭の事情て言いますか、例えば世帯主の方が病気になられたり例えば失業されたり、そういう方につきましてはそういうものについての例えば支払いの計画書これについてすれば指導いたしまして、それに例えばそういう指導にのっとって支払いいただければそうすれば、例えば40万円であったとしてもそれは状況によっては当然今後の支払いやって結構ですと。 したがいまして、今回私どもがいつもこれ提訴いたしますのは悪質な方、要するにそれが支払い能力があるのに支払っていただけない方、これについてのみ今回提訴しております。ですから、確かに毎回毎回議会につきまして皆様にこういう格好の提案させていただくのも私どもも心苦しいんですけども、現実問題としてこれだけ悪質であれば、要するに待っておられる方、要するに市営住宅待っておられる方の方に、弱者の方の方にこれは当然開放しなきゃいけないだろうということであれば、こういう悪質な方については速やかに提訴を行って撤退していただきたいという格好の中にやっておりますので、職員ともどもも夜間徴収をやったりそういうことにつきましては日々努力をしておりますので、そこあたりについてもちょっと御理解いただきたいと思っております。
○議長(古谷幸男議員) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第126号について質疑を終了いたします。 次に、議案第127号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第127号について質疑を終了いたします。 次に、議案第128号について質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(古谷幸男議員) 質疑なしと認めます。これで議案第128号について質疑を終了いたします。 次に、議案第129号について質疑を行います。質疑はありませんか。
◆23番(形岡瑛議員) 病院事業について、これはちょっと副市長に聞きたいと思うんです。というのは、合併直後あなたが健康福祉部長で、あなたの方からの病院事業の方がたしか収益的収支の方が帳簿上赤が出ているけども、資本的収支の関係か何か、留保資金との関係で全体としては財務状況は黒なんだという意味の答弁を聞いたことがあります。今回は、ところが診療報酬の引き下げでこれから年々病院の赤字が累積をしていく傾向が顕著でありますし、指摘もありますね監査委員の。その点では、合併当時の病院の財務状況とそれから今回の時点の財務状況、それから今後の傾向、赤字に転落して経営困難になるというなことがあると大変ですし、民間に売り渡すような自治体病院も出てますんでね、その辺のどのように把握しておられるのか。健康福祉部長の補足があればお答えいただければと思います。済いません。